当丸山(800m)  循環遊歩道コース  単独 04,8,29

整備された当丸沼と当丸山の循環遊歩道をのんびり辿り、これまでに踏破してしまった積丹半島1000m超峰5山を一望する。

8:00 ニセコ東山プリンスホテル
9:10 当丸峠
登下山
地点
9:20
9:50
10:30
10:55
登山口
頂上
当丸沼
登山口
[1:35]所要時間
 この山は積丹半島の当丸峠の東に位置する山である。以前、同じ峠から登る西側の両古美山へ登ったときに、30分も掛からない遊歩道の山なので大儀になり登らないで帰ってしまっていた。しかし、『夏山ガイド』に掲載されている山の完登も目指したいので、たまたま前日にニセコ東山プリンスホテルで開催された「北海道スキー指導者連盟の集い」に参加したついでの翌日に寄ることにした。

 ニセコから神恵内へ向かい、古平へ抜ける道々998号線を走る。ところが、当丸峠の前後2kmほどがすっぽりスノーシェルターで覆われていてびっくりする。登山口となっているはずの駐車場へ繋がる出口がシェルター内での「交差点」となっている。そこから出ると駐車場である。

 上のトイレのある駐車場へ行くと、そのそばに遊歩道の記載された「神恵内2000年の森」の案内板が設置されている。地図もガイドブックも持ってきていないので大いに助かる。

 そこから下を見ると、スノーシェルターから抜けて駐車場へ繋がる道路の出口が見え、その向こうに両古美山も見えている(2)。準備をして、下の駐車場へ戻ると、当丸沼だけが目的という同年代の夫婦が出発するところである。

 整備された遊歩道の山を登るのは久しぶりである。たまにこのようなのんびり山行もいいものである。10分も掛からないで、当丸沼の分岐に到着する。先に当丸山を経由して沼の方に下りる左のコースを採る。目の前に頂上が見えている(3)。

 周りはネマガリダケで覆われているが、非常に幅広く刈り払われた快適な登山道であるが、結構な急登である。思わず汗をかいてしまうが、登山口から30分弱で、三等三角点が設置され頂上標識の建つ頂上へ到着する。

 頂上からは、眼下に当丸沼が見えるようになり、園地のベンチで仲むつまじく休んでいる夫婦の姿が見える(4)。さらに、今春までに全山踏破した積丹半島1000m超峰5山(左から通称・赤石山珊内山ポンネアンチシ岳余別岳積丹岳)が一望できるのが感激である(5))。

 10分ほど休んで、反対側の登山道を下る。10分ほどで当丸沼周遊路へ出るが、展望台が建つ湖畔の園地へ続く左側へ進む。

 周りは相変わらずネマガリダケの林で沼は見えない。やがて、「小沼へ700m」の分岐に出るが、ここはパスしてそのまま進むと、ようやくベンチと展望台と案内板が設置された湖畔に出る。展望台は腐っているとかで使用禁止となっている。ベンチに座り頂上を見上げて(6)10分ほど休憩する。




 湖畔から登山口への道を辿る。沼から山への分岐までは登り返しとなる。のんびり歩きの1時間35分で遊歩山行のゴールインである。長いスノーシェルターを抜け、古平へ下り、札幌経由で音更へ向かう。途中、休憩がてら穂別のはくあの湯で汗を流して、日勝峠を越える。


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