○東海道とは
江戸時代に整備された五街道の一つ、江戸・日本橋から小田原、駿府、浜松、宮、桑名、草津を経て、京都・三条大橋までの五十三次(約492km)。延長部にあたる京街道 (大坂街道)の4宿も加えて、五十七次ともいった。なお、40宮宿〜41桑名宿間は、「七里の渡し」の海路だったので、492kmには入っていない。しかし、それを陸路で繋ぐ「佐屋街道」も東海道脇往還として利用されていた。
○計画と準備
この東海道歩き旅を考えたときは、「江戸時代の人は普通12泊13日で歩いた」ということが頭から離れなかった。1日平均40kmである。今までの経験からただ歩くだけなら、40kmは歩ける自信がある。それに挑戦してみたいと言う気持ちもあった。
しかし、せっかくだから、五感をフルに働かしてじっくりと楽しい旅を味わいたい、当然ブログ更新に必要な2時間も確保したい・・・となると、1日30km前後が妥当である。その方が疲れも少ない。日程の関係で、一気にゴールするのは無理なので、春と秋の2回に分けた。前半は、歩けるところまで歩き、後半は、秋にゴール後に伊勢街道と熊野古道伊勢路を繋いで歩いた。
東海道歩き旅の本はたくさん出ているが、中山道や熊野古道と同じ山と渓谷社の『東海道を歩く』を持参して歩くことにした。旧街道のコース地図や細かな見どころなどが詳しく載っている。また、ネット上にも多くの記録が見られるので、それらを参考にしたい。
新しくこのために買った装備はない。昨年、中山道用に買ったサロモンのウォーキングシューズ、妻の中山道用に買った軽いリュック、チェストバック、服装は速乾性の登山とランニング用で間に合わせ、まめに洗濯することにして、洗い替え1〜2組で間に合わせることにした。これまでの経験から極力軽量化に努めた結果、水や非常食を除いて、リュックとチェストバックを合わせても4.3kgに収まった。いつも、6kg以下が理想だと思っている。
費用は、宿泊代も入れて1日1万円以内で収めることにしたい。したがって、宿泊はできるだけ安いカプセルホテルや格安の宿の予定だ。できれば、疲れを取るためにも大浴場のある宿にしたい。これまで同様に、歩く距離と相談しながら、スマホで探しながら、前日か当日にでも予約を入れて歩くつもりだ。できれば、旧宿場町での泊まりにこだわりたいと考えている。
春の前半は、53次の内の42次までの踏破となった。後半の秋には、残りの11次と、伊勢街道〜熊古道伊勢路あたりと組合わせて歩いた。
○行程結果 ※クリックすれば、その記録が見られます。
<前半の部>(単独行)<日本橋〜41宮宿〜(佐屋街道)〜42桑名宿>