いにしえの街道
殿様街道
(砲台跡ルート〜茶屋峠ルート)を歩く 2名 06,5,24
3日前に分からないで情報不足で通れなかった茶屋峠ルートを歩くために再訪
12:15 千軒そば(千軒塾)(昼食)
(浅野さんから情報をいただく)
往復
地点
13:20
13:40
14:20
14:30
14:55
15:20
砲台跡ルート入り口
砲台跡
福島川本流(上流へ)
茶屋跡
茶屋峠
茶屋峠ルート入り口
15:40 吉岡温泉
GPSトラックログ
5/21に初めて歩いた
福島町千軒〜三岳に抜ける江戸時代の「殿様街道」を3日後に再訪する。3日前に情報不足のために通ることができなかった茶屋峠ルート(私の勝手な命名)を歩くためである。前回の帰宅後、三岳へ通じる福島川上流へ抜けるルートがもう1本あることが判明し、それをどうしても歩きたくて妻を同伴しての再訪である。
前日に、も〜さんから詳しい情報をいただいた上に
、まず、この街道の探索・整備の中心となっている千軒塾の浅野さんにお逢いしたくて、昼食も兼ねて、手打ちの十割そばが売りの「千軒そば」に寄る。十割そばというと堅いイメージがあったが、それはなく美味しかった。お客さんが切れたところで、浅野さんが顔を出してくださった。今日これから歩く「殿様街道」と明日の予定の「白神山道」についての詳しいお話を伺うことができた。
3日前と同じところに車を置いて、砲台跡ルート(こちらも私の勝手な命名)を歩いて、福島川本流へ出たところで、上流へ向かい、茶屋峠ルートを戻る予定でスタートする。
わずか3日しか経っていないのにブナの新緑が濃くなったような気がする
(1)
。
20分で砲台跡へ到着
(2)
。
旧松前線の鉄橋を渡る地点で、旧道の痕跡を探る。微かに鉄橋を渡る手前で左へ折れて沢の中に下りていったような痕跡が認められる。ちょうど1時間で福島川上流に出る。これを1kmほど下流に歩くと三岳へ抜ける兵舞支線林道の終点に通じているが、今日は、上流に続く踏み跡を辿る。午前中の山菜採りの人のものと思われる足跡が続いている。いいフキがたくさん生えていてそれを採った痕跡がある。
5分ほどで、杉の丸太をロープで繋いだ橋がある。その一帯は浅瀬になっていて昔から四十八瀬と呼ばれているところらしい
(3)
。
その先にも丸太の橋が架かっていて、はっきりとした踏み跡が続く。
さらに5分ほどで茶屋跡の標識の立つ地点へ到着する。標識には「安政四年二月三日 茶代100文」と書かれている
(4)。
そこで本流と離れて右側の支流沿いの踏み跡を辿る。
やがて、左側の尾根に登って行くにつれて、昔の人に歩き込まれた痕跡のはっきり残る道となる
(5)
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尾根を登り詰めると比較的広い平坦なところへ出る。
そこが茶屋峠である。その標識と歴史の道ウォークのときに使うらしい茶屋のカウンターのようなものが建っている。さらに、その向かい側に最近設置したらしい「ブナの森百年観察林」の看板と2本の殿様街道のルートが記された案内板が建っている
(6)
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あとは、整備された緩やかな道を下って行くが、すぐに人工林の中に入っていく。やがて、林道状になり、茶屋峠から20分ほどで、砲台跡ルートの入り口の50mほど上に出てゴールイン。ちょうど2時間の手頃なハイキングコースである。その後、吉岡温泉に入り、明日の白神山道歩きに備えて、福島道の駅で夜を明かす。
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