徳舜瞥山(1309m)E〜ホロホロ山(1322m)E
<上野(牧場)ルート> 山スキー&かんじき  単独  17,3,26
13.2.13の「ホロホロ山」(山スキー・北西尾根ルート)へ
12,6,26の「徳舜瞥山〜ホロホロ山」(鉱山跡コース)へ
05,7,20の「徳舜瞥山〜ホロホロ山」(鉱山跡コース)へ
03,03,23の「徳舜瞥山」(山スキー・旧道コース)へ
02,06,5の「ホロホロ山〜徳舜瞥山」(白老コース)へ
93,9,11の「徳舜瞥山〜ホロホロ山」(鉱山跡コース)へ

黄砂に見舞われて楽しめなった14年前のリベンジを兼ねて再訪し、ホロホロ山まで足を延ばすことができた

8:00 大滝市街地駐車場
登山地 点
下山
 8:30
10:10
10:45
11:00
11:15
12:50
上野・最終人家
1050(森林限界)
スキーデポ(肩)
徳舜瞥山着
  〃  発
ホロホロ山
13:25
13:05
13:00
12:45
----
12:15
[3:20]
所要時間
[1:10]

13:40 大滝ふるさとの湯(入浴)
14:30 壮瞥道の駅(泊)

冬の徳舜瞥山は、14年前に一度スキーで登っているが、そのときは、前日降った黄砂の影響で、雪面も樹氷も茶色になって、景観も滑りも楽しめなかった。長年の念願だったリベンジに挑戦。

 前回は、旧道コースから登ったが、今回は『北海道雪山ガイド』にも掲載されている上野(牧場)コースから登った。最終人家のところまで除雪がされていて、その周りには駐車場も確保されていた。登山者の間では有名な大きな老犬?が出迎えてくれる。寄って来るが、おとなしい犬で、噛んだり吠えたりしないので気にはならない(1)

 到着したときには、すでに車が7、8台ほど。準備をしていた3組6人に出版本の手作りパンフを差し上げ、しっかり営業。全員、新聞の連載も拙サイトも見ていて下さっている方々だったので話が早かった。中には、1月に稲穂嶺〜銀山を縦走した時にお会いしたグループの方もいた。

  雪質は、昨日の樽前山のようなアイスバーンはなく、徳舜瞥山までは、スノーシューのトレースが固くしまり、登山道のような状況で、ツボ足でも歩けそうだった。結局、天気もまあまあで、風もないのでホロホロ山まで足を伸ばすことができた。頂上直下の肩までスキーで登り、ツボ足で徳舜瞥山へ。さらに 、ホロホロ山まではアルミかんじきで往復した。  


 3組の方々とほぼ同時にスタート。最終人家の前から牧場の中に続くトレースを進む。しっかり踏み固められて、登山道のような感じだった。先には、ツボ足の2人。うしろを振り向くとスノーシューの男性とスキーの3名が続いている(2)。 まもなく、昨日のものと思われるシュプールが残る牧場の先に目指す徳舜瞥山が見えてくる(3)


その先で林道に出る。その林道を進み、やがて林の中に入って行く。林を抜けると目指す山がぐんと大きくなってくる。先行するのは、苫小牧のお二人(4)ダケカンバ林の中を進む(5)1050付近で森林限界となり、大きな木はなくなる。
 

 森林限界の上の斜面から振り向くと広い尾根と大滝地区の平地、さらにその奥の展望が広がる(6)。その上は、スカブラ斜面となり小さな樹氷がボコボコして、エッジ効かない所もある(7)しかし、それらの間を通りながら大きくジグを切って、なんとか傾斜の変わる肩の部分まで登ることができた。


 こちらがスキーを脱いでいるうちに、先行のお二人さんが頂上への急斜面を登って行く(8)下りて来た人に聞くと、つば足でも登れるというので、スキーをデポし、兼用靴でそのまま登る。確かに堅いところはなく、靴先を蹴り込みながら、快調に登ることができた。
 2時間半で、頂上標識を前に、後ろの明日登る予定のオロフレ山をバックに、先行者にシャッターを押してもらう(9)

 夏は迷わず往復するホロホロ山とその右に最近オロオロ山と言う名前が定着しそうな1270m無名峰。これに徳舜瞥山を加えて、「ホロホロ3山」とも言われている(10)
 ホロホロ山へ足を延している人の姿も見える苫小牧のお二人さんは、ここで戻るという。どうしようかと考えていると、稜線に雲が懸かり、ホロホロ山が見えなくなったりで、なかなか決心がつかない。そうしているうちに、また晴れて来たので、かんじきを履いて、ホロホロ山を目指すことにした。途中の見事な大きさのエビの尻尾をカメラに収める(11)


 縦走路を進んで行くと、ホロホロ山の北西尾根から多くのグループが頂上へ到着するのが見えた。夏とほぼ同じ30分で冬は4年ぶりのホロホロ山へ到着。
 しかし、頂上へ着いたいら誰もいない。見ると先ほどのグループは、オロオロ山の方へ向かったようだ。すぐ後から、スノーボードを担いで旧道コースを登って来たという男性が到着。ここでも、頂上標識を前にシャッターを押してもらった(12)
 腹ごしらえをしながら10分ほど休憩し、その男性と一緒に徳舜瞥山へ戻る。コル手前から一番尖って美しく見える徳舜瞥山を見上げる(13)戻りも30分だった。

 かんじきを履いたまま、急斜面をスキーデポ地点まで下る(14)
 シールを剥がして、滑り降りる準備をする。登りでクラストしていた斜面は、ほどよく溶けて、徳舜瞥山だけで戻ったスキーの3人が、斜面を均して行ってくれた跡を滑り下りた。森林限界の下は、ほどよい解け具合で、楽しい滑降を楽しむことができた。

 スキーデポ地点からわずか25分でゴールイン。

 下山後、昨日に引き続き、大滝の無料温泉ふるさとの湯へ。その後、明日のオロフレ山への北西尾根の取り付き地点を確認して、壮瞥の道の駅まで走り、車中泊。



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