徳舜瞥山(1309m)Cホロホロ山(1322m)B <日鉄鉱山跡コース>  5名  05,07,20

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花鑑賞のんびりグループ登山で、12年振りの日鉄鉱山跡コースから4回目のピークに立つ。

登山
地点
下山
6:30
7:20
8:40
9:05
9:40
登山口(5合目)
旧道合流地点(7合目
徳舜瞥山
   〃   
ホロホロ山着 
12:25
11:40
11:00
10:40
10:10
[3:10]
所要時間
[2:15]
 わずか30分ほどの吊り尾根で結ばれているこの両山は、割りと簡単に登れ、登頂感もあり、展望もよく花も多いので非常に人気の高い山である。徳舜瞥山は「トゥシュンベツ(アメマスのいる川の意)に由来する山名であるが、響きのいいホロホロ山の由来は不明である。

 これまで夏冬通して単独で3回登っているが、一番花の多いこの時期の今回は、この3月にネパール・ランタントレッキングに行った仲間のうち4人(Yaさん、Iさん、Koさん、私)に道南の花の先生で有名なKuさんが同行して、花鑑賞登山の計画である。前日、オロフレ山を下山して、徳舜瞥山登山口の下の大滝青少年の家キャンプ場で泊まっている彼等に合流すべく、早朝2時半に家を出る。向かう途中からもこの両山のピークが高曇りの下に見えている。

 キャンプ場から日鉄鉱山跡コースの5合目にある登山口までは3kmほど直進するが、12年振りの道路はすっかり舗装され、立派な駐車場も用意されているのにはビックリした。12年前は河原の跡か玉石敷きという感じのもの凄く荒れた道路で、強引に車を進めた思い出がある。

 登山口からすっきりとした頂上を見せる徳舜瞥山を目指してスタートする(1)登山口の直ぐ上の方は一昨年の台風10号の影響か、かなり崩壊している。花鑑賞狙いなので、花を探しながらのんびりと進む。普段目立つ花にしか目がいかない自分であるが、Kuさんは次々と目立たない花を見つけ、花の名前を教えてくれる。カメラと手帳にこれまで聞いたことのない花が増えていく。頂上に近づくに連れて花の種類もだんだん増えていく。

 12年前の単独行のときの倍近い2時間10分を要して、2年前に設置されたらしい立派な頂上標識の立つ徳舜瞥山の頂上に到着する(2)。とくに頂上は岩場で、今を盛りと咲く花が非常に多い(3)また、高曇りであるが、360度の展望も欲しいままである。恵山から横津岳〜駒ヶ岳(4)そして、ぐるっと回る噴火湾や道南の山々〜洞爺湖・ニセコ周辺〜支笏湖周辺の山々などの山座同定を楽しみ、花をカメラに収めながら25分ほど休む。初めてこの山に登るメンバーがほとんどなので、みんな大満足である。頂上は私たちの他に単独行の男性と山口から来たというご夫妻が到着する。ホロホロ山を目指して、吊り尾根へと下る。



 この吊り尾根も花の多いところである。花を愛でながら歩くと距離や登りが気にならない。最後はちょっとした岩登りモードを楽しみ、一等三角点のホロホロ山へ到着する。頂上からは、徳舜瞥山より支笏湖周辺の山々がはっきりと見えるが(5)残念ながら日高の山々は雲で覆われて見えなかった。振り返ると、天を突く徳舜瞥山の西側には有珠山や洞爺湖と噴火湾、その右側には羊蹄山やニセコ周辺の山々が見える(6)

 ここで、軽く腹ごしらえをしながらのんびり休憩して(7)再び、徳舜瞥山を目指す。平日というのに、次々と登ってくる人が多いのにも驚かされる。駐車場へ着いたら、15台ほどにもなっていた。

 下山後、日帰り入浴300円という壮瞥温泉の蟠岳荘で汗を流して、伊達市へ抜けて、全国の蕎麦を食べ歩いている蕎麦通のIさんの紹介で伊達市郊外の翁という手打ちそば屋で舌鼓を打つ。





眼に付いたいろいろな花々や実

ハリブキの実

ヒロハツリバナの実

オガラバナ

ミミコウモリ

リンネソウ

ベニバナイチヤクソウ

モイワシャジン

ハイオトギリ

チシマフウロ

コガネギク

チシマギキョウ

ツルアジサイ

ヨツバシオガマとゴゼンタチバナ

ヒメゴヨウイチゴの実

サンカヨウの実

サマニヨモギ

エゾシオガマ

エゾカンゾウ
○このほかに眼に付いた花
ミヤマダイコンソウ
イワベンケイ
ヅダヤクシュ
ギンリョウソウ
ヤマブキショウマ
ウスノキ
チシマネコノメソウ
オオヤマサギソウ
アカモノミヤママタタビ

ウメバチソウ
シラネニンジン
ナンブソウ
ミヤマアズマギク
コケモモ
エゾノヨツバムグラ
タカネトンボ
オオバタケシマラン
マルバシモツケ



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