盤渓山(604m )〜奥盤渓山(675m)〜三角山(705m)〜砥石山(826.3m)〜三菱山(482m)

 <盤渓市民の森入口ルート>  16,4、4 単独  つぼ足&かんじき
99,11,13の砥石山縦走
札幌市民に冬限定コースとして良く登られている人気のコースへ

登山
地点
下山
 7:35
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 8:35
 9:10
 9:25
10:05
盤渓市民の森入口
三菱山
盤渓山
奥盤渓山
砥石三角山
砥石山
13:40
13:00
11:30
11:00
10:45
10:15
[2:30]所要時間[3:25]
15:00 湯の郷・絢ほのか(入浴・泊)

 札幌の砥石山(826.3m )は、小林峠から19年前の晩秋に札幌の岳友2名と登っている。今回は、情報の多い冬限定コースで、盤渓市民の森入口を発着点とする、地図上には山名は載っていないが、それぞれのピークに名前が付けられている盤渓山(604m ) 〜奥盤渓山(675m)〜三角山(705m)〜砥石山と登り、盤渓山まで戻ってから、ばんけいスキー場の山・三菱山(482m)を経由して(1)(真駒内の雪捨て場から撮影)、振り出しに戻るコースにトライした。
 

 藻岩山の裏側の小林峠の西側の妙福寺への入口から車で進むと、盤渓市民の森の看板があり、数台停められる駐車スペースがあった(2)そこに車を停めて妙福寺への道路を登って行く。
 右へカーブする地点から、左側の川へ下りるトレースが続いている。 その先で尾根に取りつく。たくさんの人が歩いているらしく、レースははっきりしていて、盤渓山までの往復は、ツボ足で登り下りすることができた。 やがて、右頭上に盤渓山が見えてくる(3)


 頂上直下の急登を登り切ると、東側の視界が開け、藻岩山とその南斜面の向こうに札幌市街地が広がる(4)
 

 ちょうど1時間で盤渓山に到着。夏もここまで登山道があるらしい(5)。これから進む先を眺めると、手前に奥盤渓山〜三角山〜砥石山の峰が重なって見える(6)
 奥盤渓山とのコルまで下ってから、奥盤渓山までの急登が厳しかった。


 コルから標高差125mほどの急な尾根を登り切ると、奥盤渓山に到着。ここにも標識が設置されていた。林の陰で良く見えないが、左に三角山、その右奥に目指す砥石山が見える(7)
 まもなく、小林峠からの合流点に到着。そこに、方角やルートの良く分からない標識げ設置されていた(8)


 三角山には、19年前に登った時は標識があったはずだが、なくなっていた。そこから砥石山までの最後の急な登りが見える(9)
 スタートして2時間30分で、2度目の砥石山に到着。無意根山をバックに自撮りの記念撮影(10)
 19年前にここから源八沢入口へ縦走したが、現在は「崩壊しているので閉鎖しています」との表示が立ち木に巻かれていた。


  山頂からは、札幌市街地や手稲山のほかに、藤野地区の住宅地やその向こうに支笏湖畔の山々(11)。その右側には狭薄山と札幌岳も見えていた(12)


 砥石山から盤渓山までの往復は、つぼ足でも順調に歩くことができた。盤渓山から、これから辿る三菱山とそこまでの吊り尾根を眺める。雪が思ったより少なそうだ(13)
 実際、ここから三菱山までの間が、今回の最難関だった。
 

 標高も下がることもあるが、尾根の上は地肌が見えている(14)雪も解けてズボズボ埋まるのでかんじきを履いた。それでも、ときおり踏み抜いて何度か転んだ。この先に思いがけないポカが待っていた。
 雪の少ない尾根を外して、その右側の斜面を歩いているうちに、右手に続くトレースに引っ張られて、1本手前の尾根の右側を下ってしまった。どうも、方向がおかしいので、GPSで確認したら、そのトレースは妙福寺の方向へ進んでいることが判明。慌てて、三菱山とのコルを目指して軌道修正。かなり遠回りをして、川が3本ほど合流する下のスノーブリッジを渡って、三菱山の南斜面へ取りついた。ようやく、盤渓山から続く吊尾根に乗ったら、すぐ目の前に三菱山が見えた(15)


 この三菱山一帯は、盤渓市民の森となっていて、遊歩道の案内板があちこちに立っている(16)。雪の付いている南側の斜面から登頂しようと思ったが、急なので、そのまま除雪されている管理道路をぐるっと回って山頂へ向かった(17)。山頂には、可愛い頂上標識がぶら下がっていた(18)


 山頂直下には、すでに使われなくなったリフトの残骸が残り、その向こうに札幌市街地が広がり、その奥に樺戸山地の白い山並みが見えた(19)
 あとは、ゴールの市民の森入口までは、遊歩道を繋いで目指せばよいのだが、適当に近距離を歩いて行ったら、目の前に自分の車が見えるのに、川に遮られて到達ができない。遊歩道へ戻るのも面倒なので、スパイク長靴の強みを発揮して、最後は川を漕いでゴール。
  
  札幌市街地に近い山なのに、珍しく誰にも会わなかった。ただ、こちらが砥石山をピストンしている間に、盤渓山を往復した人の新しい足跡はあった。 


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