戸隠山(1904m) <長野県> (日本二百名山) 10,6、13 |
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下山後、鏡沼からガスの取れた戸隠山を眺める (中央の尾根を登り、稜線を右端まで縦走した) |
ガスで展望のない頂上 |
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・鋸状に連なる戸隠連峰の山。平安時代から修験道場として、全国から山伏が訪れていたらしい。コースの大半が岩場のルートで鎖場も多い。特に垂直の「胸突き八丁」から「蟻の戸渡り」と言われるナイフリッジを通り、「剣の刃渡り」と続く箇所は、高所恐怖症の自分には計画段階から心配だった。「戸隠(とがくし)」の名は、「天照大御神が、高天ヶ原の天の岩戸に隠れたとき、天手力雄命(たじからをのみこと)が、その岩戸をここまで投げ飛ばし、世に光を取り戻した。」との伝説による。中腹には戸隠神社(奥社)がある。 ・今日も牧さんと同行。車2台を利用して、戸隠奧社入口から〜八方睨〜戸隠山〜九頭竜山〜一不動〜戸隠牧場入口と周回した。核心部の下りは考えられないので、単独でも同じコースの予定だった。 ・戸隠神社奥社の大鳥居を潜り、真っ直ぐ続く巨木の杉並木の参道を進む。岩壁を背にした厳かな奧社から本格的な登山道となる。緩むことのない岩尾根の急登がずっと続き、どんどん高度を稼ぐ。岩壁の五十間長屋と百間長屋の下を通り、核心部へと入って行く。「胸突き岩」などのほぼ垂直な岩壁の鎖場が数ヶ所。やがて、高度感満点のナイフリッジの岩稜へ・・・幸い稜線はガスが懸かり、下や周りが良く見えないのが助かる。とてもではないが牧さんのように立って歩くことはできないので、四つん這いになって歩く。やがて、はば20cmほどの「蟻の戸渡り」は跨いで、両側のでっばりに足をかけてずるようにして前進し(これがここの正しい歩き方?)、必死になって通過・・・。 ・ここを通過してしまえばあとは怖いところはない。すぐに稜線に出て八方睨みの展望台へ。しかし、肝心の展望はなし。まもなくして、頂上へ到着。頂上から一不動までの稜線歩きは、右側がスッパリと切れ落ち高度感は凄いが、怖いところはない。しかし、予想以上のきついアップダウンが続く。一不動からの下りもきつく、垂直と一枚岩のトラバースの鎖場が2ヶ所。やがて、斜度が緩み、牧場へと入って行く。二人とも足が速いので、車でスタート地点へ戻っても、まだ9:30。 ・幸い晴れて来て、隣の飯縄山も見えている。その飯縄山へ登って帰るという牧さんと別れて、戸隠山が見える鏡沼へ。登っている時は稜線にガスが懸かっていたが、それも取れてすっきりと見えていた。その後、戸隠神社中社を見て、戸隠温泉 「森林囃子」(もくもくばやし)へ。 ・過去15日連続という山旅はあるが、14日間連続晴天に恵まれたのは初めての経験・・・良く体が持ったものだ。明日から3日間は雨絡みの予報で、どうやら梅雨入りになりそう。その後もパッとしないようなので、とりあえず長野市の近くの道の駅「オアシスおぶせ」まで移動。夕方、コインランドリーで洗濯中に、TVで天気予報を見ているうちに、切り上げて帰路に就くことに決めた。 |
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戸隠神社奧社入口 |
奧社山道の杉の巨木並木 |
尾根の途中から稜線を望む |
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百間長屋の下を通過 |
垂直の「胸突き岩」を鎖を頼りに登る |
ここを越えると、いよいよ核心部へ(牧さん提供) |
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蟻の戸渡りのスタート |
この上を越えて・・・ |
下っていよいよ細くなる・・・ |
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幅20cmの最核心部・・・この後、跨いだまま前進(牧さん提供) |
稜線上の屏風岩 |
下りの一枚岩をトラバース |