天塩岳(1557.6m)B
5:30 当麻道の駅
登山 | 地点 | 下山 |
6:30
8:30
---
10:00 |
登山口
円山
前天塩岳
頂上 |
13:30
---
11:45
10:45 |
[3:30] | 所要時間 | [2:45] |
15:00 美深道の駅(入浴・泊) |
| | |
3回目の天塩岳だが、1回目は前天塩コースを登り、新道コースを下った。 2回目は旧道コースを登り、新道コースを下っている。今回は、逆回りで初の新道コースを登り、前天塩コースを下ることにした。
いつもきれいに管理されている天塩岳ヒュッテ前を6:30スタート(1)。駐車場に車を停めたら、隣が函館ナンバーだった。そのほかに2台の車があったが、いずれもすでにスタートした後のようだ。
連絡路の途中から左に帰りに寄る尖った前天塩岳と右奥に天塩岳が見える(2)。
1317ポコまで登ると、円山とその右奥に西天塩岳が見えてくる(3)。左手に見えるのは前天塩だが、この角度がもっとも尖って見える。その左奥に2010年4月に登った渚滑岳が見えている(4)。
円山への登り付近には、結構多くの花が咲いている。タカネバラ(5)、リンネソウ(6)、あまり目にすることのないエゾノゴゼンタチバナ(7)
ちょうど2時間で円山(1433m)に到着。このときはまだきれいに左から前天塩岳〜天塩岳〜西天塩岳が見えていた(8)。この後徐々に後ろの方からの雲が覆い始めてくる。
円山から少し下って避難小屋に到着(9)。何かで西天塩岳への道ができたようなことを目にしたので、避難小屋の裏側を見ても、登山道の途中を探しても道はおろか踏み跡の痕跡すら見つかない。行ったり来たりで20分以上ロスをした。今後の構想だったのかも知れない。薮漕ぎは200mほどなので、初めから薮漕ぎ覚悟で来れば、薮に突っ込むこともできたが、無理しないでパス。
帰宅後、調べてみたら、
「士別市で今年度中に西天塩岳への登山道を整備する予定」とのことだった。このニュースを見たのかもしれない。
いよいよc1450からの最後の登りにかかる。頂上はもうすぐ目の前だ(10)。
表大雪の方は、稜線が雲で覆われていて、残雪を抱いた山肌しか見えないのが残念(11)。
頂上のすぐ下で男性が二人休んでいた。熊谷から来て、道内の山を登り歩いているという。並んで座って10分ほど北海道の山の話をする。明日は二ペソつへ登るそうだ。
彼らが西天塩岳の横と円山へ続く新道コースを下りて行ったので(12)、頂上を目指す。
すぐに3回目の頂上到着。相変わらず立派な御影石の山頂標識は健在だった。その後ろに一等三角点(13)。しかし、このころからガスで覆われ始めて前天塩や西側の展望は見えず。
眼下を見下ろすと、7年前に旧道コースから登った時に目にしたラクダ岩が見える。その上に突き上げている沢が、この山名の由来にもなっている天塩川の最源流部である(14)。
やがて、函館ナンバーの3名が反対側から到着。函館の方は女性が一人で、他の男女は東京からやって来た山仲間とのこと。彼女らも明日は二ペソツへ登るらしい。
45分ほど粘ったが、ついに前天塩は姿を現わさず。諦めて下山開始。
下り始めたら、こじんまりとした花畑があった。ヨツバシオガマ(15)、ウサギギク(16)、アオノツガザクラ(17)などが咲いていた。
その下に、滝上コースの分岐があった。すっかり忘れていたが、浮島トンネルを抜けてすぐのところに登山口を目にしたことがある。いずれ機会を作ってトライしてみたいものである。
天塩岳から前天塩岳の間のコルは1351mなので、200m以上下って、さらに同じくらい登り返さなくてはならない。結構ハードな稜線である。
1時間も要して、下から見たときに尖って見えた岩峰に到着(18)。そのすぐ先が真新しい標識の立つ前天塩岳頂上だった(19)。
最初に登った時に強烈な印象を抱いた山火事跡のハイマツの白骨帯は、20年という年月ですっかり枯れて細くなっていた(20)。
天塩川源流部を挟んだ西天塩岳と円山を眺めながらの、岩礫帯の直線的な急な下りは非常につらかった(21)。
ゴール手前で函館ナンバーの3名に追い付き、一緒にゴールイン。北海道の山情報がほしいというので、HPの名刺を差し上げたら非常に喜んでおられた。