鉄砲岳(540.1m) <八雲町> 
<下二股林道〜南尾根ルート> 山スキー&カンジキ 2名 2010,1,30

長い林道歩きから、ずっと山名の由来が気になっていた八雲の山へ 

5:50 自宅発
7:40 下二股林道1.4km地点
登山
地 点
下山
 8:00
 8:35
 9:40
10:50
11:10
除雪終点
梯子沢支線分岐
尾根取り付き
480ポコ
頂  上
13:35
13:00
12:05
11:35
11:25
[3:10]
所要時間
[2:10]
14:10 銀婚湯(入浴)
16:30 帰宅

 この鉄砲岳は、その山名の由来がずっと気になっていた八雲町の山である。野田追岳の南に位置し、昨冬登った鍋岳の頂上からもよく見えていて、今冬の計画に入れていた山である(1)

 お互いに未踏だったSHOさんと二人で、昨年のtaoさんの記録を参考に、八雲町落部と厚沢部町を結ぶ道道67号線沿いの銀婚湯温泉の先に分岐のある下二股林道を除雪終点から6kmほど山スキーで歩き、カンジキに履き替えて南尾根から登ってきた。

 下二股林道に入ると、1.4kmほど先の林道分岐まで除雪がされていた。そこに車をデポして、自分は山スキーで、SHOさんはスノーシューでスタート。幸い、2日前の雨のお陰でほとんど埋まらない上に、0.5kmごとに距離標識が設置されているのがうれしい。
 35分で梯子沢との合流地点に到着。ここまで来て、梯子沢の方向に見える鉄砲岳と対面(2)

 5km地点の手前の林の中に、ブロック造りの廃屋と「八雲町立二股分校跡地(昭和42年廃校)」の石碑を見つけてビックリ(3)どうやら、この林道沿い一帯は河岸段丘の平坦地が広がっていることから、戦後入植の開拓地だったらしい。

 帰宅後、廃校1年前の昭和41年に新卒で上ノ湯小学校に勤めた友人に電話を入れた。上ノ湯小学校二股分校は、当時3年生まで在学し、4年生以上は本校へ通ったらしい。昭和41年で6〜7名ほどの子供がいたような気がするとのこと。 廃屋は、当時そこにあった酪農家の家ではないかとのこと。 

 当初は、5.5km地点の尾根から取り付く予定だったが、林道が歩きやすいので、さらに2.5kmほど先の最短距離の南尾根の末端まで進むことにした。

 林道は、6.5km標識の先のゲートからは、小滝ノ沢支線となっていた。林道歩きは実質6kmほどであったが、ラッセルなしのお陰で、夏の歩きとそれほど変わらない1時間40分で到着。

 山スキーで登るには急で細い尾根なので、カンジキに履き替える。SHOさんはスノーシューのままで、尾根の末端に取り付く(4)幸い、下の方はツボ足でも歩けそうな感じだったが、徐々に埋まるようになってきた。

 地図では、結構幅広の尾根に見えたが、予想をはるかに超える細くて急な登りが緩むことなくc450mまで続いていた(5)

 急なところでは、雪が崩れて足場がなくなって、木の枝や笹に掴まったり、一歩間違えば谷底まで滑落しそうな小さな雪崩れ跡を横切ったりと、簡単には登らせてくれなかった。

 TaoさんとKo玉さんは、昨年、この尾根にスキーで取り付いて、所要時間を見ても、非常に苦労したようだ。カンジキに履き替えて大正解だった。

 その尾根の右手奧には目指す頂上が常に見えている(6)

 ようやく急登から解放されてなだらかな480ポコに到着。ここからは広い平坦地が広がっていて、その先に頂上が見える(7)

 広いコル地形の平坦地の中を真っ直ぐ頂上を目指す。疎林帯の緩い斜面を登り切って頂上に到着(8)頂上の先の木の幹に比較的新しいピンクテープと古い白布が結ばれていた。

最高点から少し下がったところなので、案外そこに三角点が設置されているのかも知れない・・・ということは、この人たちは夏に沢からでも登ってきたに違いない。この様なマイナーな山なのに、名前のある山であれば我々以外にも物好きな登山者がまだまだいるということである。

 頂上からは、北側の梯子沢を挟んで白くゆったりとした野田追岳が見え(9)その西側には、樹間から砂蘭部岳や小鉾岳の姿も見えた。
 
この山に登って、ずっと気になったのは、南西方向に聳えるピラミダルな形をした824ピークである。この山は、鍋岳からも近くに見えた鋭峰で、登行意欲を掻き立てられる存在である(10)。 南の方向には狗神岳もうっすらと見えている(11)

 無風でそれほど寒くなかったので、昼食を摂り、15分ほどで下山開始。

 尾根の途中から、東側に地熱発電所の水蒸気が立ち上る濁川盆地と三岱台地が見え、その奧には噴火湾が広がる(12)

 冬山の下りは、カンジキやスノーシューでも滑り落ちるように下るので、本当に速い。登りのおよそ半分の時間で林道に到着。
 再びスキーに履き替えて、6kmの林道歩き。登りでは斜度はそれほど感じなかったが、やはり緩やかな下りで、スキーはかなり速い。

 昔は開拓農地だったと思われる河岸段丘上に広がる平坦地に、その後植林されたであろうみごとなトドマツ林の中に続く林道がなんとも良い雰囲気だ。

 下山後、SHOさんは初めてという銀婚湯で、ゆったりと疲れを癒して、帰路に就く。


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