天幕山(1052m)
<シビナイ林道ルート> 単独 ツボ足 15,5,01
5:00 層雲峡公共駐車場発
5:20 シビナイ林道入口
登山 | 地 点 | 下山 |
5:30
6:40
7:20 |
林道入口
780m地点
頂 上 |
8:50
7:50
7:30 |
[1:50] | 所要時間 | [1:20] |
12:00 嵐山公園散策
15:00 旭川道の駅(泊)
|
層雲峡公共駐車場に連泊し、上川三山で登り残していた
天幕山(1056m)へ(1)。天塩岳の南麓にあり、近くの突角山、摺鉢山と共に上川三山と呼ばれている。その中では、一番東に位置する山だ。
天幕山の山名は麓の地名「天幕」に依る。地名の由来は、 明治20年代に 清水三次郎がこの地で天幕生活をしていて、 天幕三次郎と呼ばれたことに依るとのこと。
なお、上川町には、比布岳の北尾根の途中に同じ天幕山があるが、こちらの由来は分からない。
登山道がないので、積雪期に登られていて、結構人気の山だ。おもに南東尾根ルートかシビナイ林道ルートが利用されているようだ。
南東尾根の下の方にはすでに雪がなかったので、800m付近を通過している林道から登ることにした。そこまで登ったら雪は大丈夫だろう。
5:30、スパイク長靴で、林道ゲート前を出発。とっくに除雪がされていて、作業車も走っているようだ(2)。
雪解け水を溢れんばかりにゴーゴーと音を立てて流れるシビナイ川を左に見ながら進む(3)。
川の対岸の苔の生えた岩壁にエゾノリュウキンカの群生があった。岩壁に張り付いて咲くのは珍しい(4)。
すでに除雪車で整備はされていたが、あちこちに雪崩のデブリがあった(5)。真冬にもこのコースから登る人はありようだが、この雪崩が怖そうだ。
標高700mを超えた辺りから、真っ白な山肌の天幕山とご対面できた(6)。
標高780m付近で林道は大きく左へカーブしている。この地点が頂上への最短距離地点である。ここから雪の斜面へ取り付く(7)。
下の方は急だったが、高度を上げるうちに斜度は緩んでくる(8)。
左後ろ側にニセイカウシュウッぺ山とその右に表大雪の山がうっすらと見える。空が白んでいて、遠望がはっきりしないのが残念だ(8)。
雪の斜面を登り始めて、わずか40分で広い平坦な頂上に到着。頂上を示すピンクテープなどの痕跡は一切なかった(9)。
天塩山をバックに記念撮影(10)。その後、山頂の西端まで行くと、昨年登った上川3山の摺鉢山が見えた。突角山はその陰で見えなかった(10)。
あとは来た道を戻るだけ。8:50、3時間20分であっけないゴール。こんなに簡単に登れるなら、昨日のうちに登れば良かったと思ったが、あとの祭り。それでも、昨年、天候が悪く、ひとつだけ残してしまった心残りの山を踏んで、すっきりした。
明日の予定はロングコースなので、今日は、これだけにした。このあと、ゲートが開いた愛山渓へ入ってみた。これから白川尾根から登られることの多い愛別岳は上半分は真っ黒だった。
その後、旭川へ出て、嵐山公園を散策に費やした。