手稲山・縦走(1023.7m)B
<北尾根コース〜乙女の滝コース〜平和の滝コース> 単独、 14、10、15
11,9,1の「平和の滝コース」
96,6,7の「平和の滝コース」
台風一過の好天の下、北尾根コース〜乙女の滝コース〜平和の滝コースと縦走し紅葉を楽しんだ
6:00 ホテル発
登山地点
 7:00
 8:25
 8:45
10:15
11:20
北尾根登山口
滝の沢分岐
滝の沢
自然歩道出口
頂 上
[4:20]所要時間
12:00
12:35
13:05
13:50
頂 上
岩礫斜面
布敷の滝
平和の滝登山口
[1:50]所要時間
14:30 北尾根登山口
16:00 小金湯温泉・まつの湯
(入浴)
20:00 豊滝除雪センター
(車中泊)

 アンテナ群が林立した平坦な頂上は、札幌市街地だけでなく、札幌近郊の山々からもからもすぐに目に付く山である。北東斜面は札幌オリンピックの会場となったスキー場やレジャー施設が開発されている。しかし、明治末期に登山道ができ、北海道の登山の原点といえる山だそうだ。山名の由来は、アイヌ語でタンネ・ウエン・シリ(長く・悪い・山の意)に因る。

 この山には、過去2回登っているが、いずれも平和の滝コースの往復だった。今回は、バスを利用すれば、北尾根コースから平和の滝コースへと縦走ができることが分かったので、それにトライ。
 

 ○北尾根コースを登り、まずは滝の沢分岐を目指す
 
  国道5号線から稲雲高校への道を進み、高速道路の下を潜ってまっすぐ進むと、右手に広い駐車場があり、その一角に登山口があった(1)。そのそばにルート案内図が立っていた(2)
 それを見て、北尾根の分岐点からは、距離は長いが、滝の沢に下り、札幌オリンピックの大回転ゴール地点やパラダイスヒュッテの見られるコースを歩くことに決める。


 この登山口を発着点とした登山道は自然歩道として整備されているようで、楽しいイラストと説明文が記載されている(3)
 7:00スタート、稲雲高高校の裏を通り、住宅地の裏をトラバースするように道は続いている。 沢へ下って、山の方へ向かう沢沿いの道となる。30分ほどして、ようやく尾根に取り付く。
 急な登りを越えると色づき始めた紅葉に彩られた快適な尾根道となる(4)
 

  右手に色づいた山肌とその向こうに手稲の街並みと石狩湾の展望が広がる(5)c400mを超えると、平坦な尾根道が続く。やがて、今は稼働していないリフト終点に到着。その下から目指す頂上が見える。まだまだ遠い(6)


 ○滝の沢へ下り、乙女の滝コースを登る

  8:25、標高460m地点の滝の沢分岐へ到着(7)2時間半も歩いて、この高さなのに、さらに、滝の沢はここから標高270mまで下らなくてはならない。
  しかし、この滝の沢連絡路は、カエデ類やナナカマドが非常に多く、この日歩いた中でもっとも紅葉が美しいところだった(8)みごとな紅葉を楽しみながら、急な階段の道を下る。


 やがて、林道へ出る。案内表示に導かれて進むと、滝の沢に下りる。
 9:10、手稲金山から登ってくる乙女の滝コースに合流(9)。案内地図で現在地とこの後のルートを確認して一休み(10)


 しばらくの間、滝の沢沿いの道を進む。小さな滝が連続するところがある(11)。ユニークな標示板によると「滝の沢川の滝」というらしい(12)
 やがて、沢から離れ、尾根を巻くように道は続く。滝の沢から30分ほどで、男子大回転ゴール跡に到着。人工的に平坦にならされた感じの地形だが、ゴールエリアにしては意外に狭い地形だった(13)
 その先はゴール地点建設のために造られた感じの車道跡が続く。
 

 進んで行くと、ナナカマドのきれいな紅葉の手前に車が停まっていて、びっくりする。送電線点検のための北電の車だった(14)
 北側には、赤が非常に目立つ紅葉に彩られた山肌とその向こうに石狩湾の展望が広がる(15)


 やがて、頂上を見上げることのできる地点へ到着。三脚とセルフタイマーで自撮りをする(16)
 その先で、左へ入るウッドチップの敷かれた道があったので、底へ入ってみたら、があった(17)このパラダイスヒュッテは、1926年(大正12年)ころ、北大スキー部によって、わが国最初のスキー小屋として建設された歴史を持つ。現在の建物は1994年(平成6年)に再建されたものだ。管理運営および小屋番は今でも北大山とスキーの会により行われている。


 10:15、車道にぶつかり、ここが自然歩道の北尾根コースとの合流地点だった(18)3時間以上も歩いたのに、まだ標高が550mである。
 そこから車道を進むと、ロープウェイ山麓駅へ向かう道とゲートで閉じられた山頂へ向かう「テレビ山道」の分岐にぶつかった。GPSの地形図を見ると、テレビ山道の途中からゲレンデの中に続く登山道らしき道が記載されているので、そこを楽しみに歩いていく。案の定、しっかりとした登山道があった。その道は、ロープウェイ山麓駅の駐車場からずっと続いている道だった。
 少し登って振り返ると、紅葉斜面の向こうに銭函天狗岳が見え、石狩湾が広がっていた(19)


 ゲレンデの中に続く道を進むと、上から多くの登山者が下りてくる(20)。聞いたら、ロープウェイ山麓駅の駐車場から登って来たとのこと。
 アンテナ群の間の道路を進み、11:20、4時間20分を要して、手稲山神社奥の院が鎮座する頂上へ到着(21)

つづく


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