手稲山 (1023.7m)A
登山 | 地点 | 下山 |
7:45
8:35
9:05
10:00 |
登山口
布敷の滝
岩れき斜面下
頂 上 |
12:05
11:20
11:00
10:25 |
[2:15] | 所要時間 | [1:50] |
西野の銭湯温泉「笑福の湯」
(入浴) |
山頂はアンテナ群が林立した平坦な頂上は、札幌近郊からもよく判る山である(1)(前日の定山渓天狗岳から撮影)。市街地側は札幌オリンピックの会場となったスキー場やレジャー施設が開発されている。しかし、明治末期に登山道ができ、北海道の登山の原点といえる山だそうだ。山名の由来は、アイヌ語でタンネ・ウエン・シリ(長く・悪い・山の意)に因る。
スキー場側にも登山道が2本あるが、いずれも後半はスキー場の中の舗装された車道歩きとなる。それが嫌で、前回と同じ自然度の高い平和の滝コースを再訪した。
登山口は、琴似発寒川沿いの道の突き当たりにある平和の滝の下り口にある駐車場。
まずは、その平和の滝を見てスタート(1)。お寺の横を抜けるとゲートがあり、登山道へと入っていく(2)。
最初はカラマツの植林地だが、やがて、気持ちの良い天然林へと入っていく。左下に琴似発寒川の清流をめながら、高巻きのアップダウンを繰り返すが、歩き心地の良い道が続く。
標高450mで沢は二股になる。その中尾根を少し登って下ると、支流沿いの道となる。
やがて、涼しげな布敷の滝が現れる。ここで一休み・・・(3)。
そこで、沢から離れ、直角に向きを変えて林間の急な露岩の道となる(4)。その足元から伏流水が流れる音が聞こえる。滅多に経験できない不思議な現象だ。」
やがて、林が途切れ、目の前に広く急なロックガーデン風の斜面が現れる。このコースの核心部である(5)。
赤いペンキに導かれて登っていくと、再び林の中に入っていく。しかし、足元はそのまま大きな岩れきのままで、きつい登りが続く。
もう下ってくる早い人たちがいる。雰囲気的には日課のように登っている人のようだ。
岩れきの道を登り切ると、斜度が緩み、まだ残雪に覆われた笹とダケカンバの台地へと入っていく(6)。
ほどなく残雪の道は90度左へ折れ、尾根道となる。右手にスキー場のリフトが見えてくる。その先で、レリーフの埋め込まれた大きなケルンの建つコブの上に乗る(7)。ちなみに、この立派なケルンが気になったので、検索してみたら、北海道の登山の開拓期に活躍したある人が愛する奥さんの為に造ったそうだ・・・凄い愛情の表現だ(7)。この先はアンテナ群の建物の間に続く車道に出るので、ここを頂上とする人たちもいるようだが、一応頂上を目指す。
頂上からは札幌市街地が見えないので、先に見える方へ寄ってみたが、霞んでよく見えなかった(8)。頂上には、手稲神社奥の院が祀られている。北海道では最高所に建つ神社とのこと(9)。山頂部に建っているアンテナ群は、建物を見ると道内の全てのTV局を網羅しているようだった(10)。
展望台からは、この3日間見続けてきた無意根山、定山渓天狗山、白井岳、朝里山などの山々がよく見えた(11)。頂上には、車でロープウェイ山麓駅まで来て、そこから車道を歩いてきた人たちが多かったが、下山途中には同じ平和の滝コースから登ってくる多くの人と出会った。
岩の間に咲いていたエゾキケマン |
シロバナエゾノタチツボスミレ |
ヒトリシズカ |