樽前山(1041m)E  
<錦岡コース〜西山〜932峰>  単独 12,9,08
 93,9,19の7合目ヒュッテコースからの「樽前山〜風不死岳」
00,9,23のシシャモナイ(苔の洞門)コースから外輪山まで
06,7,02の7合目ヒュッテからの「西山〜932峰一周」
07,7,09の7合目ヒュッテコースから頂上(東山)まで」

    林道偵察に出掛けたら、ゲートが開いていて、尾根取り付きまで入ることができたので、即登ることにした思いつき夕暮れ登山
  
14:15 樽前林道入口
14:35 唐沢林道終点
登山地点下山
14:45
15:20
15:55
尾根取り付き(635m)
西山(994m)
932峰
17:10
16:45
16:05
[1:10]所要時間[1:05]

18:00 天然温泉「ゆのみ」駐車場(泊)


  1909(明治42)年の噴火でできた巨大な溶岩ドームを持つ三重式火山として世界的に有名な山だ。また、日本二百名山の山でもある。これまでに5回登っているが、最初の1993年は、今回と同じ7合目の樽前ヒュッテから登り、火口原の中を歩いてドームの根元まで行って噴気孔を覗くこともできた。しかし、現在は外輪山から中へ入ることは規制されていて、外輪山の最高点の東山ピークが頂上となっている。さらに2000年に登ったシシャモナイ(苔の洞門)コースも現在は閉鎖されている。

 今回は、まだ歩いたことのない一番歴史の古い登山道という錦岡コースから登ってみたいと思っていた。ただ、このコースは『夏山ガイド』によると、樽前林道入口が登山口で、8kmの林道歩きの末、西山への尾根取り付き地点に着くというロングコースが敬遠されていて、登る人が少ないらしい。しかし、ネット上では、ときどきゲートが開いているとの情報もある。

 そこで、社台の滝探訪を終えた後、林道偵察に出掛けた。樽前ガローへの道を進む、樽前林道入口へ到着。ところが、そのゲートが開いている。そのまま進み、唐沢林道との十字路交差点からさらに奥まで進むと林道終点に到着。車が2台停まっていた。そこはすでに635m地点である。外輪山の西山頂上がその上に見えている(1)

 隣に停まっている車の同年代の男性も、「ここまで入れると思わなかったので、これから写真を撮りに登るつもりです」と言う。自分は明日の予定だったが、明日は雨予報である。夕暮れまではまだ3時間以上はある。西山までは簡単に登れそうなので、行けるところまで行ってみようと着替えをしてスタート。

  急ぎ足で登っていくと、右手の唐沢の亀裂の上に溶岩ドームが見えてくる(2)。西山まではまっすぐの尾根登りの道が続く(3)


 草紅葉の進む西側の斜面の向こうにはホロホロ山やオロフレ山が見えている(4)。わずか35分で西山に到着。溶岩ドームの向こうに現在頂上とされている東山が見える(5)。
西山は、15:00を過ぎたというのに、10名ほどで賑わっていた。


西山から支笏湖の西半分を眺め(6)、南斜面の向こうに広がる広大な勇払原野と苫小牧市街地、そして、太平洋を見下ろして(7)932峰を目指す。


 これから向かう932峰とその奥に聳える風不死岳を挟んで支笏湖畔の恵庭岳と紋別岳が見える(8)。西山から下って、外輪山の中では、溶岩ドームへ最も近い地点を通るが、登山道のそばにはシラタマの群生が広がっている(9)


1時間10分で折り返し地点の932峰へ到着。ここは3回ほど登っているが、ここから眺める樽前山の姿が好きなので、今回もここまでやってきた(10,11)
  


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