大樹山(たいきやま)(537.6m)<更別村/大樹町>
<更別村営牧場入口ルート>
スノーシュー 単独 2010,3,08
6:00 帯広発
7:10 更別村営牧場入口
登山 | 地 点 | 下山 |
7:20
8:30 |
村営牧場入口
頂 上 |
9:20
8:40 |
[1:10] | 所要時間 | [0:40] |
|
更別村と大樹町の境界上に位置し、
更別村営牧場の南西端から聳える里山的な雰囲気の山である(1)。地図上に山名は掲載されてはいないが、一等三角点の山で、その点名が通称となっているようだ。
帯広の岳友
としさんの記録で、この山の存在を知り、手軽に登れそうなので、「十勝大平原クロカンスキー大会」の翌日に登ってみた。
みごとな十勝晴れの放射冷却で、スタート時には−16℃もあった。更別村営牧場の看板の立つ向かいの南4線の路肩に駐車。一昨日の大雪の表面だけが凍ったモナカ雪で、20〜30cmほど埋まるので、スキーもカンジキも用意してきたが、スノーシューが最適と考える。
更別村営牧場の看板の先に真っ直ぐ延びる道路の上を直進。道路の終わりから左側の緩やかな南東尾根の末端を目指して、牧場の中を斜めに横切って進む(2)。目指す頂上は手前のポコの陰になってまだ見えない。
広々とした平らな牧場から直接尾根の末端に取り付くなんぞ、十勝らしい感じ。
何ヶ所かの有刺鉄線の牧柵を跨いで進み、尾根の末端から振り返ると、キラキラ朝日に輝く雪面上に自分の足跡が続いている(3)。
取り付いた尾根が更別村と大樹町の境界線になっている。それほど濃くない樹林帯の尾根を登っていく。
やがて、沢地形を挟んで目指す頂上と対面。沢地形の中には林道が延びていて、一帯はトドマツの植林地になっている(4)。
反対側には、真っ直ぐな道が見えなくなるまで続くいかにも十勝平野らしい眺望が広がる(5)。
今冬の雪山は、これまで道南ばかりだったので、尾根にブナの木が生えていないのが不思議な感じだ。樹木の種類や名前はよく解らないが、道南とは植生の違いを感じる。
沢の源頭部を巻くように続く広い尾根の先が頂上だ。
東側の忠類市街地の先に光る太平洋が見える(6)。
頂上手前から日高山脈が見えるが、主稜線は白い雲に覆われているようで、カムエクなどの山は隠れて見えていないようだ。画像の左側の尖った山が同定できないのが歯がゆい(7)。1時間10分で頂上到着。一等三角点の山だけに、周りの木がなければ、日高山脈と十勝平野南部の展望台となるだけに、ちょっと残念(8)。
下山は、途中からc440付近から東斜面を下って、牧場の中で登りのトレースに合流。ちょうどスタートから2時間の手軽な雪山山行だった・・・。下山後、道路から見える日高の山を写真に収める((9,10)。
元更別付近から望む日高山脈だが、主稜線は雲で覆われている〜右が十勝幌尻岳 |
元更別付近から望むヤオロマップ岳〜コイカクシュサツナイか? |
この後、昨日のクロカン大会のコース上で、登山口を見つけた岩内仙峡の金竜山(450m)を目指した。昨日、スキーで渡った吊り橋を越えて、登山口から登山道に取り付いたが、北斜面のせいか、雪が深くて膝まで埋まる。夏道なら30分もあれば登れる山なので、嫌になって途中で止めた。
明日以降、予定していた南富良野の社満射岳と富良野の大麓山〜トウヤウスベ山は、天気予報が良くないので、帰ることに・・・一気に走って、21:00過ぎに帰宅。