○次は、御茶々岳へ
 リュックとスキーのデポ地点へ戻って、昼食を摂る。ここからは復路となり、残りの2山を目指すことに・・・。

 極楽平まで戻り、松頼山の頂上からじっくりと観察して決めたルートを採る。頂上まで広く穏やかな斜面でスキーで快適に登ることができた(13)

 頂上直下の平らなところにリュックとスキーをデポして、芦別岳をバックに記念撮影(14)

 頂上から眺める、先ほどまでいた松頼山の尖った頂上と深い谷へと切れ落ちる岩壁の迫力も凄い(15)。反対側に見える、この後に登る槙柏山の細い稜線も怖そうだ(16)

○最後の槙柏山へ
 御茶々岳を後にし、極楽平方面へ下り、来たときのトレースを辿る。御茶々岳の南尾根を乗越して、槙柏山とのコルに到着。

 Hoさんとチロロ2さんは、疲れたので、コルで待つとのこと。saijoさんと二人で空身で出発。急斜面なので、斜め登りは難しい。まずは、稜線を目指して直登する。稜線は御茶々岳からも見た通り、かなり細くて特に反対側はスッパリと切れ落ちている。

 おまけに途中に行く手を遮るように鋭い岩峰が立ちはだかっている(17)出ている薮に掴まりながら、あるいは雪の斜面を木に掴まりながら通過して、コルから25分で無事頂上に到着。

 記念撮影のバックにした御茶々岳は反対側から見るのとでは同じ山とは見えない山容である(18)。南側には芦別岳旧道を挟んで、数年前に登った本谷コースが下から上まで見えるが、よくもこの様なところを登ったものだと、我ながら感心してしまう(19)

○大満足の下山
 下りは20分で2人の待つコルまで下る。シールを外して、後は滑りを楽しむだけである。単独では心細くなりそうな行程と山容ではあったが、予定通りの3山をゲットでき、誘ってくれたsaijoさんとチロロ2さんに心から感謝する。のんびりと滑りを楽しみながら林道まで下る。いつもは下山の林道歩きは辛いものがあるが、大満足の余韻がそれをカバーしてくれた。4連チャンの山行にもかかわらず、疲れがほとんどないのが不思議である。

 布部でチロロ2さんお勧めのラーメン店でニンニクをタップリと入れた野菜味噌ラーメンを食べる、なぜかハードな山の後は味噌ラーメンが欲しくなるが、全員同じようである。その後、ハイランドふらのの温泉で2日間の汗を流し、札幌組と別れる。

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