5日目 7/13 日隆〜巴郎山峠〜<青いケシ再ウオッチング>〜成都 <四川省料理&川劇鑑賞> (成都泊) |
ホテル発6:50〜巴郎峠8:00〜8:10・4200m付近(最後の花ウォッチング)8:25〜臥龍10:45〜13:00映秀賓館(昼食)13:40〜18:30成都(夕食)19:30〜20:00川劇鑑賞21:40〜ホテル22:20着
○途中、再び青いケシ中心の花ウオッチングをして、成都へ
夜半まで降り続いていた雨も上がり、いよいよ巴郎山峠を越えて成都へ戻る朝を迎える。周りの山は低い雲に覆われたままであるが、これまですべて天候に恵まれたことに感謝して、バスに乗り込み、日隆を後にする。
巴郎山峠からの展望もガスの中で、微かにこれから下る方向の山が少し姿を見せるだけである(1)。峠を越えた青いケシの最も多かった4200m付近でバスを止めてもらって、
最後の花ウオッチングを楽しむ(2)。いろいろな花はもちろん(3)、お目当ての青いケシは朝方までの雨に叩かれて少し無残な姿になっていたが、花びらに滴を付けた姿もまた趣がある(4,5)。
二度と目にすることのないであろう花々を心置きなく眺めてバスに乗り込む。パンダセンターのある臥龍でトイレ休憩を取り、昼食のために映秀飯店というホテルのレストランに寄る。ここも中華料理のフルコースである。
14:00ごろまで順調に走ってきたが、その後、楊柳湖ダムに近付く辺りから渋滞となる。化学薬品を積んだトラックの事故があったとのことである。このような渋滞は日常茶飯事とのこと。
それにしても、片側通行で空いている反対車線を平気でどんどん前に進んでいく車がたくさんいるのには驚く。
○最後の夕食と川劇鑑賞
3時間ほどの渋滞を抜けて、成都の町へ入ったのが18:00ごろである。早く着いたら成都の街並みを見ようと思っていたが、それも叶わず、まっすぐ夕食会場へバスを横付けすることになる。
夕食はガイドのOさんお薦めの麻婆豆腐と四川料理で有名な陳麻婆という大きなレストランである(6)。
メンバー全員が座れる大きな円卓を囲み、打ち上げの乾杯を挙げて、本格的な四川料理を味わう(7)。麻婆豆腐はいまいち口に合わなかったが、他の料理は、今回の旅で初めて美味しい料理を食べることができたと言っても過言ではないほどである。
夕食後、
文化公園(8)にある専門の劇場で「川劇」を観賞する。
川劇とは四川省で発達した伝統芸能である(9)。前の席は高いらしく、日本円で3,300円であったが、給湯口が1mもある長いやかんで茶碗に注いでくれるお茶のサービスもあった。
この川劇は、いくつかの芸のオムニバスになっていて、楽器の演奏、歌劇、二胡の演奏、操り人形、手影絵、変臉(面)と吐火、カカア天下というコミックなどがが演じられた。一番面白かったのが、そのコミックで、頭の上に火のついた皿を載せ頭の皮を動かして皿を前後に動かしながら立ったり寝転んだりする。川劇で最も高度な技だという。
私たちの見た内容と同じものの画像はこちら
川劇鑑賞を終えて、再びバスに乗り、ようやく1泊目と同じ岷山飯店(ホテル)に着いたのが22:20であった。昨夜Oさんに注文しておいたお土産を受け取り、部屋に落ち着いたのは23:00近くであった。
明日の朝が早いので、スーツケースとリュックの荷造りをして、すぐにベッドに入る。
6日目 7/14 成都〜上海(飛行機乗り換え)〜新千歳空港〜函館 |
ホテル発7:00〜7:30成都空港9:00〜11:50上海空港14:30〜新千歳空港着18:30 帰宅(函館)23:40
○長い帰路に就く
ここの岷山飯店(ホテル)の朝食は、洋食が中心のバイキングである。ようやく中華料理から解放されて、4日ぶりのコーヒーや野菜サラダなども口にすることができた。専用バスで成都空港へ向かう。空港で6日間お世話いただいた現地ガイドのOさんと別れ、上海行きの飛行機に乗り込む。
3時間近いフライトで上海空港に到着。空港ビルは近代建築のすばらしい建物である(1)。出国手続きや搭乗手続きすべて終えて、軽めの昼食でビールを飲み、キムチラーメンを食べる。昼食はこの程度の単品料理で十分である。昼と夜2食続けての中華料理のフルコースは遠慮願いたい。
残りの元で買えるものを買って、両替した元をきれいに使い切り、台風の影響らしいものすごい強風の中、
新千歳空港行きの飛行機に乗り込む(2)。
3時間のフライトで、無事新千歳空港へ着く(3)。迎えに来てくれた駐車場のバスに乗り、駐車場で札幌へ帰るKoさんと別れる。苫小牧東ICから国縫まで高速に乗り、八雲でまだ営業しているラーメン屋を見つけてラーメンを食べて函館へ向かう。途中、3人をそれぞれの家へ送り、我が家に着いたのが23:40であった。