湿原巡り(雲井が原湿原〜浮島湿原)
単独、06,8,7
今日は、大雪山系が雲で覆われていることを幸いに、体力温存・疲労回復日として、
上川町にある雲井が原湿原と浮島湿原を巡った。
<雲井が原湿原>
まず、愛山渓温泉にある雲井が原湿原へ。
ここは、95年に永山岳の下山後に訪れているので2回目である。


雲井が原登山口

頂上付近を雲で覆われた愛別岳と永山岳をバックに

モウセンゴケ

タチキボウシ

湿原まで700m、15分で到着。
散策できる木道もわずかで、前回と特に変わったところもなかった。せめて周回コースでもあればと思うのだが?
頂上付近を雲に隠した愛別岳と永山岳が見えたが、花はタチキボウシが目立つくらいでほとんどがピークを終えていた。
帰りにテレビなどでよく顔を見る層雲峡ビジターセンターのYa氏と出会う。

<浮島湿原>

雲井が原を後にして、北見峠への国道を走り、浮島湿原へ向かう。
浮島湿原は浮島トンネルの手前から右手の未舗装の道を進む。
ここは初めてであるが規模の大きさで有名なところである。

浮島湿原入口

片道1.6kmのウッドチップの道

湿原の概念図

 点在する多くの沼

奥行きが広い

エゾコヒツジグサ

エゾコヒツジグサの花のアップ

トキソウ

入口駐車場には新しいログハウスのバイオトイレが建ち、
湿原までの1.6kmの道も新しく整備されたばかりらしく、ウッドチップが敷きつめられた快適な道である。
30分ほどで湿原に到着する。こちらは22haもの広さで大小70もの沼があるらしい。

入り口から見えるだけでなく、左側の奥の方の広さが凄い。
規模的には雨竜沼湿原には敵わないかも知れないが、沼の原湿原や原始ヶ原には匹敵するかも知れない。
これらは本格的な登山でしか訪れることはできないが、誰でも散策気分で気軽に訪れることができる高層湿原としては道内一かも知れない。
木道を休むことなく歩いても1時間近く掛かってしまった。

花は、トキソウ、ウメバチソウ、沼の中に咲くエゾコヒツジグサがちょうど見頃を迎え、
タチキボウシとホソバキソチドリはややピークを過ぎた感じで、
ワタスゲとチングルマの綿毛がきれいだった。
ただし、名前の由来となっている浮島はずいぶん探したが、目にすることはできなかった。

ただ難点なのは、歩き詰めで休みたくてもベンチがまったくないことである。
湿原までの往復1時間と湿原の中も1時間・・・結構歩きごたえのあるコースである。
駐車場には7台の車があった。


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