白馬岳(2932m) <長野県/富山県> (日本百名山) 08,7,27〜28 |
|
スコールのような雷雨が弱まって、目指す頂上が見える |
翌日の夕方の晴れ間を利用して強風の頂上へ |
|||||||
・蓮華温泉を起点に2泊3日で白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳の循環縦走の計画で、午後から入山して白馬大池のテン場までの予定だった。しかし、天気予報が「曇りのち雨」だったので、新潟から糸魚川まで高速を利用して、登山口の蓮華温泉まで走って、9:30に入山し、白馬岳までに計画変更。 ・ずっと雪倉と朝日を右手に見ながら登る。しかし、白馬大池を越えて小蓮華山への稜線に乗った辺りから雷が鳴り出し、空が一転真っ暗になり、スコール状の雨。雷が目の前で光り、すぐ頭上でゴロゴロッ!バリバリッ!・・・生まれて初めての経験。おまけに強風も付いて来る。避けようにも稜線でどうしようもない。生きた心地がしない。地面に伏せたりしながら、30分ほど恐る恐る歩き、頂上まで30分ほど下の岩場まできて避難。 ・少し、雷が遠くなり、空も明るくなったので頂上を目指す。ところが道の真ん中に4人が倒れている。「落雷を受けて動けない」とのこと。意識ははっきりしているが、とにかく雷に撃たれたところが痺れて腰が抜けた状態らしい。仲間が山小屋へ救助の要請に向かったとのこと。 ・頂上は通過のみ。15分下った先の白馬山荘に飛び込む。ところが、その後、益々暴風雨が強くなり、救助にも向かえない状態になる。テントを張るなんてとんでもない。山荘に素泊まりすることに。6300円也。北アルプスで一番大きな1200名収容の山荘に泊まるのも記念になるだろう。一人1畳で布団も二枚ずつ。乾燥室もあってずぶ濡れのものが乾かせるのも助かる。 ・17:00を過ぎてようやく雨が上がり、風は強いままだが、剣岳から槍ヶ岳や穂高連峰までと富山湾まで見えるようになり、嘘のような天気になった。その大展望を眺めながら食事ができる自炊室で夕食。食事中にヘリコプターが飛んできて、雷に当たった人たちの方向へ向かって行った。しかし、夜から再び梅雨前線による暴風雨に変わり、翌日も停滞素泊まり連泊。 |
|||||||||
登山道から眺める雪倉岳 |
登山道から眺める朝日岳 |
一面のチングルマの花畑と白馬大池と雷鳥坂の斜面 |
|||||||
小蓮華山への稜線〜この後、一転して強烈な雷雨に |
夕方になって回復し、槍ヶ岳(左端)〜剱岳まで見える |
富山湾に沈む夕陽〜しかし、夜半から再び暴風雨に |
|||||||
翌日の夕方、山荘から頂上を望む |
翌日の夕方、頂上斜面から白馬山荘を見下ろす |
翌日の夕方、頂上から小蓮華山を眺める |