塩谷丸山(629.2m)C
6:30 千歳道の駅発
登山 | 地 点 | 下山 |
8:25
8:40
10:20 |
塩谷駅駐車場
除雪終点
頂 上 |
11:05
10:55
10:40 |
[1:55] | 所要時間 | [0:25] |
12:30 いわないグリーンパーク(入浴)
17:20 帰宅
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小樽の塩谷丸山・・・手軽に登れる低山ながら、360度の展望が広がり、冬は、パウダースノーが楽しめる山として、スキーヤーやスノボーボーダーにも人気の高い山である。もちろん、スノーシュー登山者も多い。
除雪終点から左奥の頂上斜面を眺めてもよく分かるが、標高300m付近から山頂まで、よだれの出そうな疎林帯が広がっている(1)。おまけに、風や日射の影響を受けにくい北東斜面である。標高が低いのにこれほどスキーツアー向きの山は他にはないだろ。
この山に登ったのは、これで4回目だ。最初は正月休みの冬山だった。頂上直下でシールが剥がれ、登頂はできなかったが、素晴らしい深雪滑降を楽しんだ想いが強い。
「十勝大平原クロスカントリースキー大会」参加の帰路ついでに、この山を狙った。今冬3回目の計画にして、ようやく天候に恵まれた。
冬山ルートになっている北東尾根への登山口となっている最終人家まで除雪はされている。しかし、駐車スペースがないので、
塩谷駅駐車場からスタートし、1kmほどの車道を歩くのが一般的なようだ(2)。
シートラ(スキーをリュックに括り付け)で1kmの車道を15分ほど歩くと最終人家前の除雪終点に到着。先行者の車が1台停まっていて、新しいスキーのトレースが付いていた。
スキーを着けて、その先の林道を進む。スキーの他に昨日以前のものと思われるスノーシューのトレースも多い。
5分ほどで分岐に到着。右へと進む(3)。
人工林の中の作業道を進み、やがて、南東尾根へとトレースは続く(4)。標高250m付近で、休んでいる3名の先行グループに追いつく。そこから先に出て、ラッセルを続ける。30〜40cmほどの深さだが、雪は非常に軽いので、苦にならない。顕著な小尾根に取り付いたところで、左からの古いスノーシューのトレースに合流して、ラッセルは楽になった。c350〜400の間の急斜面は大きくジグを切って登っていく。登り切ったところが450m台地である。帰りの滑りが楽しみな疎林帯を登っていき、振り返ると、日本海をバックにした赤岩山とそれを取り囲むように広がる市街地が見えてくる(5)。
さらに登っていくと、頂上へと続く大斜面が広がる。スノーシューの上り下りのトレースが賑やかだ(6)。右側には、帰りの滑りが楽しみなノートラックの斜面の先に余市付近の海が広がる。雪がまだ軽いので、帰りに滑りが非常に楽しみだ(7)。
さらに登っていくと、頂上岩塔が見えてくる(7)。左側の岩塔を右から回り込むように登ると、頂上標識に迎えられる。この山の一番好きな余市方面の海岸線とその奥に連なる積丹半島の山をバックに記念撮影(8)。夏は2度登頂しているが、最初に登った冬のときには、c600手前でシールを剥がしてしまい、登頂できなかったので、12年ぶりのリベンジがかなったことになる。
晴れ間が広がる石狩湾や小樽市街地、塩谷から積丹方面へ繋がる海岸線の展望を十分楽しむ。東側や南側の展望は雲が懸かり、ほとんど見えなかったのがちょっと残念。下山の準備に取りかかって、
下を見ると、塩谷海岸をバックに、途中で抜いてきた3人グループが登って来た(9)。
あとは、楽しみな滑降である。雪は非常に軽く、自由自在にターンできそうな感じだ。今シーズンから安全のためにスキー滑降時にはヘルメットを被っている。
思いっきり、ノートラックの斜面へと飛び込む。堅めのバーンの上に30〜40cmほどの軽い新雪が積もっている感じなので、ゲレンデ感覚で滑ることができるのがうれしい。今シーズン1,2の楽しい深雪滑降だ。自分のシュプールを振り返って大満足!(10)。あっという間に、木が混んでくる斜面まで滑り降りた。再び登り返して、もう一度滑りたい誘惑に駆られる。木が混んできても、雪が軽いので思うようにスキーを操作できるのがうれしい。
人工林の中の作業道で、スノーシューの2人連れが登って来るのに出会った。こちらは林の中でも良かったのに、わざわざ滑るコースを開けて待っていてくれた。わずか15分で除雪終点まで降りてしまった。あとはスキーを担いで、塩谷駅駐車場まで・・・。