新得山(455.3m)
新得神社車道コース 単独 13,9、10
登り | 地 点 | 下り |
9:05
9:30
10:00 |
新得神社
第一展望台
頂 上 |
10:40
10:20
10:05 |
[0:55] | 所要時間 | 「0:35] |
|
新得山(455m)は、新得市街地の後ろに聳える低山である。頂上にはアンテナが立ち(1)、東面には新得スキー場が開かれている山である。
前日に、13時間弱で幌尻岳を日帰りピストンして、日高道の駅で爆睡した。やはり足にかなりの疲れが残っている。初めから休養を兼ねた移動日だったが、途中の新得山に散策がてら登ることにした。
南面の新得神社の前から頂上まで立派な車道が続いている。それを車で利用したら登ったことにならないので、散策がてらぶらぶら歩きで車道を登り、途中から八十八ヶ所巡拝路を下った。
新得神社の下に案内図が設置されていた。スタート地点は離れているが自然遊歩道もあり、八十八ヶ所巡回コースもあったが、車道をブラブラ登ることにした(2)。まずは神社の階段を登って境内へ(3)。辺り一帯はこの神社を中心とした自然公園になっているような感じだ。桜の木が多く、春には花見で賑わうらしい。神社の左横から車道へ出る。舗装された快適な道だった(4)。昨日の強行山行で疲れた足にはちょうど良い傾斜だ。
ほぼ中間地点に第一展望台があり、トイレがあり、街並みの鳥瞰図が立っていたが、展望は全く利かなかった。昔はそのように見えていたのが、樹木が大きくなって見えなくなってしまったのだろう?
トイレの後ろに石仏が並んでいた。どうやら、ここが反時計回りに続く八十八ヶ所巡りの折り返し地点のようだ(5)。帰りは、ここから巡拝路を下ることにして、先へ進む。
カーブの内側に鳥居が立っていた。どうやら昔はここに新得神社があったようだ。その先の階段を上がってみたら、石碑しかなかった。
車道に戻って暫く進むと、右側にゲレンデが現れ、そちらへ進むように標識が立っていた。頂上への近道のようだ(6)。
アンテナの立つそばの階段を上って、1時間弱で頂上に到着。人工的に土盛りをしたような頂上は、案内図には展望台と書かれていたのに展望は全くなし(7)。三角点が設置されているだけだった。東屋で休んでいた人に聞いたら、周りの木が大きくなってしまって、展望が利かなくなってしまったそうだ。そこから下りて、樹間から覗いている西側を見たら、オダッシュ山とその左側に狩振岳?と思われる連なりが見えただけだった(8)。
諦めて下山しようとしたら、東側のすぐ下にリフトの終点が見える。そこへ続く道を見つけて行ってみたら、北東から南東方向の展望が広がっていた。左側には東大雪の山並み(9)、右側には新得の街並みと十勝平野の広がりが見えた。これだけ見えれば大満足だ(10)。
第一展望台から「新得八十八ヶ所巡路降り口」の標識にしたがって、そちらへ進む(11)。69番から〜88番までの道のようだ。他で見る八十八ヶ所巡りの道に比べて、手入れが行き届き、石仏も大きいし、屋根付きの囲いに安置されているものも多い(12)。さらに、同じ札所の石仏が2〜3体もあったり、弘法大師の石像もあったりで、かなり充実している。下山後、説明板を読んだら、合計で200体ほども設置されているらしい。
下山後、旧狩勝線の跡に残る近代産業遺産に指定されているレンガ造りの小笹川橋梁と旧新内駅跡の狩勝高原鉄道ミュージアムを見て、士幌町の道の駅しほろ温泉まで走った。