下ノ沢山(573.6m) <上ノ国町>  
<下の沢林道小沢支線〜北西尾根ルート>  2名  12、9,2

林道歩きと藪尾根を辿って登頂した上ノ国町湯ノ岱地区下ノ沢川の源流部に位置する下ノ沢山」
  

6:10 下ノ沢林道入口
登山
地 点
下山
7:00
7:50
8:30
小沢支線分岐
北西尾根取り付き
頂 上
10:00
 9:10
 8:45
[1:30]所要時間[1:15]

GPSトラックログ
 上ノ国町湯ノ岱の北側の下ノ沢川を源流とする厚沢部町との境界近くの二等三角点の山である。

 湯ノ岱地区からの下ノ沢林道小沢支線が山のすぐ北側を通っているので、そこまで車で入れれば簡単に登れそうだと、以前から同行いただいたSHOさんと一緒に目を付けていた山である。

 
 下ノ沢林道を10kmほど走り、小沢支線の分岐へ入ると、崖崩れで車ではそれ以上無理だった(1)その先にも崖崩れ箇所があり、ここ数年は車が入っていない荒れた道だった。

 道沿いには、檜山の由来にもなっているヒノキアスナロの木が目に付く(2)


 林道の途中から西側に八幡岳が見える(3)。2.5kmほど歩くと、尾根を乗っ越す林道の頂点に到着。その尾根の末端が崖になっていて、その先に、下ノ沢山の北峰が見える。頂上は右奥なので、ここからは見えない(4)崖の上から北西尾根に取り付く。頂上まで、標高差140m、水平距離で400mほどである。

 灌木を漕ぎ分けながら登っていくと、15分ほどで北峰に到着。そこから方向を東へと変えて、笹藪の稜線上を進む。左奥に目指す頂上が見えてくる(5)。コルを越えて頂上斜面に掛かると笹がなくなる(6)。 尾根取り付きから35分ほどで頂上に到着。

しかし、いくら探しても三角点が見つからない。諦めて、リュックを置いて休んだ。そこで、何気なく足を動かしたら石がぶつかる。もしや?と思い足で探っていたら、三角点だった。 周りを鉈できれいに刈り払い、掘り出すようにして見たら、二等三角点の彫字が姿を現した(7)

 いくら探しても見つからずに、諦めたら、何気なく見つかったことはこれまでも何度かある。確実に登頂しているので三角点が見つからなくても構わないのだが、見つけると登頂したという実感があり、充実感や満足感が違う。

 その前で記念撮影をして(8)下山を開始する。頂上からの展望は木がうるさくてはっきりしないが、厚沢部の館地区の平地と集落が見えた。東側は低い雲に覆われていてほとんど見えなかった。

 
 下りの藪漕ぎは速い。25分で林道に出た。

 林道では、秋の花を楽しみながら下る。エゾシオガマ(9)とキイチゴ(10)が目に付いた

 平地から目にすることのできない奥深い山で、特に特色もない山だが、以前から地図上で目を付けていた標高500超峰を一つゲットすることができた。





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