然別山(1264.1m) 
 然別3の沢林道〜南尾根(登り)〜南西面谷(下り)  5人 山スキー 13,3,24
前日のナイタイ山と同じメンバーで、然別3の沢林道から南尾根を登り、左の谷を下った

6:45 然別湖畔駐車場
登山
地点
下山
 7:30
 8:20
10:15
10:35
然別3の沢林道入口
尾根取り付き
スキーデポ地点
頂 上
12:15
----
11:10
11:00
[3:05]
「所要時間」
[1:15]

13:00 新得くったり温泉(入浴)
17:00 鹿追道の駅(車中泊)
ニペソツ山から南に連なる鹿追町と新得町の境界稜線上、今は休業中の菅野温泉に西側に位置する三等三角点の然別山。アイヌ語のシ・カリ・ペツ(自分・を回す・川)に因る。

 然別湖畔温泉駐車場で夜を明かし、昨日のと同じメンバーで、然別峡沿いの菅野温泉へ向かう道道路88号線を9kmほど入った然別3の沢林道入口からスタート(1)昨日の朝のうちに菅野温泉までの除雪状況を偵察をしておいたが、そのときには車が1台停まっていて、林道にスキートレースがあった。ヤマちゃんは、3の沢林道から南尾根へ取り付くルートとニペソツトシベツ林道から南東尾根へ取り付くルートの2通りを考えていたようだ。

 そのトレースは3の沢林道を進んでいたので、それを辿らせてもらい、南尾根から登ることにした。新雪が20cmほどあるので、ラッセルが助かった。


 
 林道を進んでいくと、目の前に真っ白な然別山の頂上部分が見えてくる。昨日のナイタイ山は頂上まで黒い針葉樹林で覆われていたが、この山の頂上は展望が期待できそうだ(2)トレースは地図上の林道終点の先に続く林道を更に進んでいた。やがて、南尾根へ向かう人工林の中の作業道へと続いていた(3)トレースはその作業道を最後まで詰めていた。狭いので帰りに滑り降りるのは手こずりそうな感じだった。


  950m付近で作業道も消え、非常に急な上に樹林の煩い斜面となる(4)当てにしていたトレースは急な南尾根へ乗る手前で、ぶっつりと切れていた。どうやらそこで撤退したようだ。ここまで楽をさせてもらったことに感謝し、我々は、その先へと進み、南尾根に乗る。1000〜1050mの間がもっともきつい登りだったが、元気なカナリーヌさんがトップを切ってがんがん登っていく。1050mを越えると尾根はちょっと緩るむが狭いままだ。1170付近で、雪が堅くなって来たので、スキーをデポし、ツボ足で頂上を目指した(5)


 3時間弱で、全員初ピークとなる然別山に到着(6)生憎一番期待したニペソツ山やウペペサンケ山などは雲に隠れて見えなかった。それでも、然別湖西側の山々(7)や昨日登ったナイタイ山は見えていた。


 南西隣に鋭いピークのピシカチナイ山が見えた。この山は10年前に6人で登った山で、あの尖ったピークの上はとても怖かったことを思い出した(8)未踏の他のメンバーは今年の夏にでも登ろうと話していた。大満足の内に下山開始。目の前に微かに十勝平野が見えていた(9)。


 スキーデポ地点まで戻り、そこから、昨日同様左側の沢地形へと滑り降りることにした。非常に急斜面ではあったが、谷底まで滑り降りた(10)昨日同様、木が煩くないのと、雪が柔らかいのがうれしい。下の方では沢の口が開いていたが、滝にぶつかることもなく、なんとか楽勝に滑り降り、スキーデポ地点から40分ほどで林道に出ることができた(11)あとは、のんびり林道を下った。
  下山後、新得のくったり温泉で疲れを癒し、そこで、札幌組と別れた。その後、鹿追道の駅まで走り、明日以降の計画を練った。


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