3:00 函館発
6:30 登山口(美笛峠手前・中笛橋)
登山 | 地 点 | 下山 |
7:20
8:20
8:37 |
登山口
前 峰
頂 上 |
9:15
9:00
8:50 |
[1:17] | 所要時間 | [0:25] |
○参考にしたwebの「白老岳」のページ
「izumida mountain homepage」
「サトシンの北海道の山スキー」
<美笛川沿いに丹鳴岳を目指したと
思っていたが、千歳川沿いであった
ので、下記の通り訂正>
9:40 千歳川林道分岐
10:40 途中撤退(昼食)
11:30 千歳川林道分岐
12:10 名水亭入浴(700円)
16:30 函館(帰宅) |
美笛峠を通るたびに南側に聳える形のいい山が白老岳(1)で、夏道はないが積雪期のルートがあるということが分かったのは最近のことである。いつもお世話になっている
「サトシンの北海道の山スキー」や
「izumida mountain omepage」の「白老岳」のページを見ると3ルート紹介されている。単独でもあるので、その中でもっともやさしそうな「二の沢左岸尾根ルート」を選んで、170山目(うち初登頂単独行164山)の山に選ぶ。
3:00 函館を出て登山口を目指すも、途中、オロフレ岳、徳舜瞥岳、ホロホロ岳も厚い雲で覆われ、嫌な予感が・・・・・・。
6:30
「二の沢左岸尾根ルート(一般ルート)」の登山口、中笛橋へ到着(2)。案の定、目指す山は、強風と厚い雲に覆われたまま・・・・。回復の様子を窺いながら躊躇していると、車3台、5人パーテイ(年輩男性一人と女性4人)が到着。では自分もと思ったら、朝のお勤めの催促が・・・・フォレスト276へ戻り、夜間専用トイレで身を清め、再び登山口へ・・・・。身を清めたせいか、目指す頂上が時々覗いている。ラッキー!
7:20 先行パーティより10分遅れで出発。彼等のトレースを辿って林の急斜面をジグを切って上がったら、
その先は、平らな疎林の広い稜線が続く(3)。
前のグループに追いつこうとしたら、遅れた女性がなにやら用を足す格好・・・・「おい、おい、見えちゃうよ!止めてくれ!」と心で叫びながら・・・スキーの音を大きくしながら進む。ようやく気が付いて、慌てて下げかけたのを上げている。挨拶をするのも気が引け、顔を合わさないようにそばを通過。彼女らを追い越して、あとは自分が先頭で、歩くスキーモードで、ほぼ平らな尾根を快調に進む。
あちこちにピンクのテープがせわしなくぶら下がっている。こんなになくたってと思うのだが、一人歩きには心強い見方であるには違いない。やがて、傾斜が変わって、帰りの滑降の楽しみな斜面に取り付く。気温が1℃と低く、雪のしまり具合もばっちり、さらっと新雪までが・・・・。
振り返ると、右手に恵庭岳、丹鳴岳、漁岳方面の山がやや霞みながらもくっきり見えているが、目指す頂上の方は厚い雲である。しかし、とりあえず越えなければならない前峰は見えている。その急な斜面をジグを切って登り切ると、
目の前に端正な三角錐の頂上が・・・・・(4)。
8:20 この
前峰までちょうど1時間である。やや物足りない感じもしたが、コルまで滑り下りて、急なダケカンバの頂上斜面に取り付く。まっすぐ頂上を狙おうとしたが、傾斜もきつく、雪もアイスバーン状態で無理のようである。後側の方へ回り込むように大きくジグを切って登る。雪も新雪が溜まり、シールの利きもよい。最後の急斜面を後ろから巻くようにして、西側はハイマツが露出し、東側に雪庇が発達している頂上稜線に乗る。
8:35
立派な標識の立つ頂上(5)へ、あっけない1時間15分で到着である。(ちょっと速すぎたかな?でも、快調だったんだもの・・)携帯で家へ電話する。「あれ、もう着いたの?ご苦労さん。」と妻の声。思ったより風も強くないが、眺望は、恵庭岳周辺の山だけが姿を見せ、徳舜瞥やホロホロ、樽前もガスの中。ニセコ方面も同じ・・・。
西隣に形よく聳える944ピークの鋭鋒だけがやたらと印象的である(6)。
腹も減らないし、疲れもそれほどない。このまま下りて帰路に就くにはあまりにも早すぎる・・・・丹鳴岳の方を眺めて、何気なく頂上へ続く尾根を探る。地図など、もちろん持ってきていない。微かな情報は、昨年の4月にHYMLのganさんが「漁岳から縦走して丹鳴岳経由で下りてきたら、国道の美笛の滝入口へ出た。」というものだけ。
8:50
下山しようと下を見たら、追い越したグループがようやく前峰の上に姿を現す。頂上直下の急斜面の滑りを楽しんで、
コルまであっという間に下り、そこで休憩していた5人と挨拶。
そのリーダーに、美笛の滝入り口からの丹鳴岳へのルートを尋ねる。「初めは、かなり長い林道を進んで行くと、やがて尾根へ取り付き、全部で約3時間ほどで頂上です。」という、アバウトな説明。聞く方も、地図も持たないで挑戦しようとするもっとアバウトな人間である。それだけの情報で、とりあえず行けるところまで行ってみようと、彼等と別れて、前峰まで登り、一気に登山口まで滑り降りる。最後の斜面は二の沢への樹木のない斜面にターンを刻んで、ゴールイン。
9:15
登山口へ到着。靴も脱がずに、そのまま丹鳴岳を目指して支笏湖方面の美笛の滝入り口を目指す。美笛トンネル入口には2台の車が止まっている。「トンネル出口ルート」から取り付いた人の車であろう。(函館の自分からは入口でも、札幌方面の人にしたら出口か?)
<この後、美笛川林道から丹鳴岳を目指したつもりが、HPアップ後苫小牧のKuさんから、「坂口さんの辿ったのは、美笛川でなく千歳川です。丹鳴岳へ続く美笛川はもう一本東側の川です。」との指摘をいただく・・・地図で改めて確かめて見ると、確かにそうであり、私はフレ岳に繋がる沢を進んでいたことになる。途中撤退して本当に良かった・・・。国道からの入口も美笛の滝入口ではなく、もっと支笏湖寄りのパーキングエリアの手前の林道であった。>
美笛の滝入口から林道へ入り、千歳鉱山工業所?の建物への分岐へ車を置き、川沿いの林道を辿ってみることにする。地図も持たないで、2時間くらい歩いてみて先が読めなかった戻る・・・・というアバウトなスタートである。
9:30 再びシールをつけて、川沿いの林道を進む。美笛の滝の沢との分岐から右側の美笛川(と思っていたが千歳川)右岸の林道を進む。ときどき、古いスキーレースが出現するのが心強い。
10:40 途中、雪崩のデブリを巻いたり、スノーブリッジを渡ったりとのんびり歩くスキー状態で進む。林道歩きも飽きて来たころ、結構幅の広い川が横切っているところに到着。左側は崖のそばを通っていて、横切る部分はない。スノーブリッジをあちこち捜すがそれもない。スキーを向こう岸へ投げて、ストックでバランスを取りながら岩の上を伝って渡れないこともないが、靴の中には絶対水が入る・・・・。その先も、果たして丹鳴岳へ続いているのか、不透明なままである。地図も持たないでアタックすることは無謀というものである。そこで、諦めて戻ることにし、昼食を摂る。
11:00 シールを外して、来た自分のトレースを踏んで、車のデポ地点へ戻り、 その後、北湯沢の名水亭で1時間ほどのんびり温泉に浸かり、帰路に就く。