瀬戸瀬山(346m) <遠軽町>
<瀬戸瀬山林道コース> 単独  14、7,1
昨年の内に林道偵察を済ませておいた一等三角点の山へ 
10:00 平山下山
瀬戸瀬山林道へ
登山
地 点
下山
11:50
12:10
13:05
林道分岐
植林地下
頂上
14:00
13:50
13:20
[1:15]
所要時間
[0:40]


 遠軽町の瀬戸瀬温泉の奥に聳える一等三角点の山である(1)。登山道はないが、ネット上の記録は結構多い。昔は温泉の前から頂上近くまで「国設瀬戸瀬山スキー場」があり、1962年(昭和37年)には三笠宮殿下もスキーを楽しんだ記録がある。リフトなどもなく、1975年(昭和50年)には廃止になっている。そんな影響もあるのか冬の記録が多い。

 昨年この近くまで来たときに、温泉のすぐ先の瀬戸瀬山林道(2)を車で入って、頂上に一番近い植林地の取り付き地点まで偵察している。直線距離で800m、標高差230mだった。


 平山を朝のうちに登り、こちらへ移動。瀬戸瀬山林道を進む。標高600m付近の分岐から支線へ入るのだが、前日に車の4駆のプルペラシャフトが故障して外したので、2駆しか使えなかった。心配した通り、急な林道は滑って上がることができなかった。確か植林地の下までは1kmもなかったはずと、分岐に車を置いてスタート(3)
 急な登りだったが、20分で植林地の入口へ到着(4)

植林地の作業道を5分ほど登り、尾根の上の笹藪に突入。背丈よりは低い笹で、それほど苦にはならない(5)
ピンクテープもぶら下がり、途中古い伐採道跡が横切るところもあった。800m〜900mの間は結構な斜度だったが、ところどころ笹がなく歩きやすい灌木帯もあった。また、鹿道なのか一等三角点マニアの踏み跡なのか良く分からないが、ところどころに踏み跡もあった。
900mを越えると、平坦な地形になり、どこが頂上かわからない。GPSを頼りに頂上を狙う。
1時間弱の薮漕ぎの末、奥まったところの少しこんもりしたところに黄色の三角点標識が見えた。その下で大きな一等三角点が迎えてくれた(6)
頂上の周りは木が伐採されたらしく、広く開けているが、その周りの木々が邪魔で展望はほとんどなかった。
すぐそばに小鳥の巣があり、巣立ちを迎えているのか、ずっと飛び回りながら、けたたましくさえずり続けていた。


 三角点のすぐ後ろの木の幹に「瀬戸瀬山」と書かれた山頂標識が設置されていた(7)
 下山は、古い伐採道跡を辿ってみたが、方向が違うようなので、途中で軌道修正をして下った。急な薮も下りは速い。登りの半分の30分で植林地の上まで出た。
 眼下に林道が見えて、自分の車も見えた(8)。植林地の中にヤマオダマキが咲いていた(9)

 下山後、セトセ温泉ホテルで汗を流した。ホテルという感じではなく、宿泊も素泊まり専門らしい(10)

  1956年(昭和31年)開湯。遠軽の奥座敷として賑わったが、建物の老朽化や近隣の公営温泉に客を奪われ一時は経営難となった。最近は、ひなびたたたずまいや源泉掛け流しの泉質に魅かれた客がじわじわと増えているらしい。

 ロビーに、1962年に三笠宮殿下が当時の瀬戸瀬山スキー場でスキーを楽しんだときの写真が飾られていた(11)

 






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