仙ノ倉山(2026m) <群馬県/新潟県> (日本二百名山) 10,6、02 |
|
平標山から稜線の先に続く仙ノ倉山 |
頂上〜バックは苗場山 |
|||||||||||||||||
・上越国境(群馬県と新潟県)を形成する谷川連峰の最高峰。山容は谷川岳とは違って穏やかで、夏には花畑の広がるであろう広々とした稜線と眺望に恵まれた山であった。国道17号の湯沢町元橋にある平標登山口から松手山経由で平標山へ登り、仙ノ倉山をピストン。平標山からは、平標山の家経由で平元新道を下山した。 ・松手山を越えると、森林限界の上に出る。大パノラマを欲しいままの快適な稜線漫歩。優美な起伏が続き、周りの芽を出したばかりの植生を見ると、夏にはさぞかし美しいお花畑が広がるはず。花の時期に歩きたい山だった。山頂や途中の稜線からは、このあとの予定の苗場山を初めとして峰を連ねる白砂山、佐武流山、鳥甲山、さらには谷川連峰、雲間に越後の平ヶ岳や巻機山、霞みながらも上州の山々や日光連山など360度遮るもののない大展望を楽しむことができた。 ・1時間ものんびりした後の下山は、登りで追い越した埼玉県の男性とずっとご一緒した。この方は、62歳の凄い山歴の持ち主だった。若いころから山岳会で活躍し、ヒマラヤの7000m峰や南極大陸の最高峰のほか、国内は北海道から屋久島までいろいろ山をくまなく登っていて、左足の指も2本凍傷でなくしているらしい。ところが、昨春、単独で鳥海山で山スキーを楽しんでいるときに雪崩に巻き込まれて、膝の靭帯を断裂したにも関わらず8時間も這いながら下山して地元の病院に入院。さらに埼玉県の病院に移って手術をして6ヶ月も入院して、昨年の11月に退院。今日も足をひきづりなからのリハビリ登山だったそうな・・・。 ・退職するまでの仕事も某大手自動車メーカーの自動車開発に携わっていて、海外出張も多く、とにかく話題の豊富な方だった。4時間ほどずっと楽しいいろいろな楽しい話を聞かせていただいた。この山はこの方との出会いが一番強烈な印象として残るであろう。 ・下山後、移動途中の猿ヶ京温泉の「まんてん星の湯」に入り、明日の白砂山登山口の20kmほど手前の道の駅「六合(くに)」まで走った。 |
|||||||||||||||||||
松手山から朝日を浴びる苗場スキー場を |
松手山から苗場山を |
松手山を越えると森林限界上に・・・右奧が平標山 |
|||||||||||||||||
平標山から見える巻機山(右)? |
存在感のあるエビス大黒の頭〜左奧が谷川岳 |
頂上からの万太郎岳とその奧に谷川岳 |
|||||||||||||||||
頂上からの白砂山(左)と佐武流山(中央) |
平標山からの下りから山の家を見下ろす |
平標山の家からの仙ノ倉山とエビス大黒の頭 |
|||||||||||||||||
ミヤマスミレ? |
コメバツガザクラ |
ミネザクラの蕾 |