[57] 札幌岳(1294m)〜 [58] 空沼岳(1249m) [冷水コース〜縦走コース〜万計コース]
                                  95,5,27 [天候 曇り時々晴れ]
残雪に足を取られながらも、駆け足縦走だったが、早春の山と沼の景観を楽しむ。
        
4:00 自宅発(八雲)
登山冷水コース
7:15
8:10
9:15
冷水沢登山口
冷水小屋
札幌岳頂上
[2:00]
縦走縦走コース
9:25
10:40
11:35
札幌岳
ヒョウタン沼
空沼岳
[2:15]
下山万計コース
11:45
12:10
12:40
13:45
空沼岳
真簾沼
万計沼
万計沢登山口
車で拾っていただく
バス乗り継ぎ、徒歩
16:30  冷水沢登山口
17:30 登川温泉(入浴)
19:30 帰宅


最新情報・・・ 「縦走路、みごとに復活!」(2000,10,16)
 このページを読んで、縦走路に挑んだ方から、「sakagさんのときと違って、もの凄い藪漕ぎでした。」というメールをたくさんいただいて、胸を痛めておりました。ところが、このたび、「北海道の山ML」の呼びかけにより、10月14〜15日に二日間で述べ80人もの「笹刈り隊」が結成され、まさに自然発生的なボランティア精神と汗で、みごとに快適な縦走路が復活いたしました。ぜひ、挑戦してみてください。


 中山峠から稜線続きに見えるこの二つの山は、交通の便もよいので、初めから縦走し、バスを乗り継いで車のところまで戻る計画を立てていた。ところが、頼りにしていた「夏山ガイド」の縦走コースの時間設定が2時間(3時間の間違い?)と記述されていたこともあって計画が狂い、思わぬ駆け足登山となってしまったのが残念である。
 
 ○まず札幌岳を目指す
ニリンソウ咲く新緑の道 登山口を目指す途中の中山峠付近から見ると南側が黒い雲で覆われ心配になっ たが、札幌側は晴れていた。快晴のもと、早春の新緑とウ グイスやいろいろな小鳥のさえずりの中、豊平峡手前の冷水沢登山口を出発する。 しばらく、冷水沢沿いの幅の広い針広混合林の中の道を進む。苔むした沢と木々の新緑が表面からの朝日に眩しく輝く様や木塊れ日が爽やかである(2)。やがて、尾根状になった台風高原(洞爺丸台風でなぎ倒されたあと植林されたという)のトドマツやダケカンバ林を通過し、再び狭くなった冷水沢に下りるとまもなく冷水小屋に着く。おいしい沢水を飲み小休止。   
 
 沢出会いの間の急な胸突き板に取り付き、どんどん高度を稼ぐ。頭上に稜線が見えてくる。冷水沢源頭部の上の斜面をトラパースして頂上の見える平坦な笹薮の道に出る。道がぬかるんできたので、スパッツをつけて進むとやがて雪解け水が沢状になった道を流れ、残雪が覆い始める。何度も残雪を踏み抜きながら進む。時折残雪で道が分からなくなり、前の人の足跡を足跡を参考にしながら進むも、その人もかなりうろうろしたらしい。
道が分からなくなる大雪渓 
 やがてダケカンバの林に入ると登山道ははとんど残雪に覆われ、ハイマツ帯の手前 の1140m付近で大規模な雪渓に出る。ところが進むべき先が分からない。前の人の足跡を探すが、それもかなり迷ってあちこちうろうろした形跡があり良く分からない。だんだん不安になってくるも、とにかく上の方へ進み、笹薮に続く道を探す。すると右手下の方に、笹に付いた赤いテープが眼に入る。ほっとしてそこまで滑り降りて、一息つく(3)。
 札幌岳頂上から空沼岳方面を望む
 そこからハイマツの中を進むと、まもなく露岩と土がミックスされた頂上に飛び出す(4)。頂上には先客が 一人。「足跡のお陰でここまで来れました。」と感謝の言葉を述べると、やはり、大雪渓のところではかなり迷ったらしい話である。ガスが北側から発生し、石狩平野や札幌市街の展望は見えず。頂上の北側は登 ってくる方向からは想像もできないはどすっぱり切れ落ちている。10分程小休止。 縦走路を目で追うも、どこがそれなのか良く分からない。尾根伝いの雪庇の帯をそれと勘違いし、躊躇するも、心配する先客に「行けるだけ行って、 駄目だったら戻ります。」と言って出発。
「岩稜のかなたの山影」
99.7.22 浅地氏画

ここでちょっと楽しい寄り道リンクの紹介「楽しい山のホームページ・札幌岳編」

part2 空沼岳を目指し、縦走路を進む


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