佐太郎沢 <厚沢部町>  
<清水林道の合流地点から>  4名  12、10、13
前半はときおり現れるナメを楽しみ、後半は連続する滝を遡行
  
6:00 自宅発
7:20 清水林道へ
登山
地 点
下山
 7:50
 8:20
 9:50
10:30
11:50
入渓
林道橋の下
290二股
320二股
470・15m滝
15:10
14:50
13:40
13:00
12:10
[4:00]所要時間[3:00]

16:30 北斗市せせらぎ温泉(入浴)
17:40 帰宅

 この佐太郎沢は、厚沢部町市街地で厚沢部川に合流する安野呂川支流の清水川の支流である。この沢の古い遡行情報を入手したSHOさんの誘いに乗り、Taoさんとたにさんと4人でトライした。

 厚沢部町から八雲町落部へ抜ける道々67号線の途中から清水川沿いの清水林道へ入る。この林道は、積雪期にSHOさんと鍋岳や777.7峰(清身岳)へ登る際に歩いた道である。2.5kmほど進んだ地点の橋が、今回の遡行する佐太郎沢の上に架かっている橋だ。その橋の手前から佐太郎沢沿いに林道「清身線}が続いている。ちょっと車で入ってみたが、草丈が高くて道路状況がよく分からない。戻って、橋の下から入渓(1)

 思っていたより広く明るい沢である。前半はナメが楽しめるとの情報だが、なかなかそのナメが現れない。しかし、暗い函や深い淵などが多く、へつりを楽しめる。寒いこともあり、ネオプレーンのスパッツより上のズボンは濡らしたくないし、間違ってもドボンはしたくない。暑いときなら、中をじゃぶじゃぶ漕ぐような所も慎重にへつる(2↓) 30分で、林道清身線の橋の下を通過。その先でようやくナメが出現する(3)
 


 ときおり、爽やかな気持ちの良いナメが現れる(4)。c270付近の滝。ここは手前の古い川底状のところを巻くことができた(5)


 290二股は両方から滝となって合流していた(6)320二股で本流は大きく西へ方向を変えて、777.7峰と境界稜線(八雲と厚沢部)とのコルへと突き上げている。320二股を越えると、ナメはなくなり、川幅が狭くなり、傾斜を増して次々と滝が連続するようになる。なんとか直登したり、高巻いたりして突破できたが、c355mの5mほどの滝が難しかった。ここはたにさんがなんとか突破して、上からロープを出してくれた(7)帰りはここは懸垂下降で下った。


 さらに手こずったのが430m付近の12mほどの滝(8)

まず、空身でSHOさんがトライするも滑ってダメ(9)

たにさんが右側の藪から登るがあと一歩が出ない(10)

諦めきれないたにさんがSHOさんと上まで一緒に登り、
足を押さえてもらって突破(11)

上からロープを出してもらって、3人が続く(12)

なんやかんやとこの滝を突破するのに45分ほどを要した。


さらに高度を上げていくと、黒い大きな岩盤のナメ滝も現れる(13)。やがて、470付近で現れた15mほどの滝(14)時間的にすでに12時になっていた。無理すると突破できないわけではないが、当初から上まで登る計画ではなかったので、ここで引き返すことにする。


 登りで手こずった430付近の滝は懸垂下降で下り(15)その下の355付近の滝も同じく懸垂下降。下まで下って、橋の手前から出渓して、林道清身支線へ出る。15分ほどの林道歩きで、入渓地点へ戻ることができた。往復7時間以上の結構な長丁場だった。途中の沢の中と入渓地点でボリボリを採取して、秋の沢ならではのお土産ができた(16)

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