登山 | 地 点 | 下山 |
10:10
10:45
11:20 |
登山口
参道分岐
頂 上 |
11:25
11:45
12:00 |
[1:10] | 所要時間 | [0:35] |
13:00 俄虫温泉(入浴) |
江差の市街地の後ろに、元山〜笹山〜八幡岳が北東から南西に連なっている(1)。笹山山頂には
笹山稲荷神社の立派な社殿が建ち、参道もあり、昔から信仰登山が行われてきたらしい。2001年に元山と八幡岳を結ぶ縦走路ができた。
過去、これらの縦走路を歩き、笹山は3回、元山は2回、八幡岳は1回登っている。今回は、好天予報に誘われて、妻同伴の夏山スタートとして、花の多いこの時期の笹山〜元山の循環縦走の計画で出掛けた。しかし、晴れどころか、どんどん天候が悪くなり、笹山の頂上近くで雨が降り出し、頂上を踏んだだけで直ぐに引き返した。しかし、花はそれなりに楽しむことができた。
すでに2台の車がある登山口の駐車場に車を置いて、スタート。
林道を挟んで右側のトドマツ植林地の中に続く登山道を進む(左1)。急斜面をジグを切って登っていくと、登山口のずっと下にある鳥居から続く古い林道が走る尾根に出る。
この林道沿いには、
距が天狗の鼻のように長くピンとそり上がっているテングスミレ(ナガハシスミレ)がたくさん咲いている(右2)。このほかに咲く、すでに花期を終えたカタクリを初め、キクザキイチゲ、
オオバキスミレ(右3)、シラネアオイなどを眺めながら歩くと、鳥居が建ち、参道との分岐へ到着。右を進んでも頂上へ続くが、途中から八幡岳への縦走路がある。
左の参道へ進みエゾノリュウキンカの咲く小沢を渡る。そこから先には、花も葉も非常に大きな大きな
エゾエンゴサクの群生(右4)、ニリンソウ、エンレイソウ、キクザキイチゲ、さらに、花弁が普通の倍もありそうなカタクリなどが目に付くようになる。
急なドドマツ林を抜けると祠の建つ水場がある(左2)。ブナがメインの自然林の中を抜けると、
この山名の由来なっている笹斜面の中に道はジグを切って続く。道の両側はカタクリの群生に彩られている(左3)。
この辺りから雨が降り始めてくる。天気予報は快晴だったのに・・・・空模様から、絶対晴れそうもない状況に文句を言いながら、カッパを着る。
これまで3回立ったことのある頂上には、笹山稲荷神社や参集所などが建っている(左4)。この神社は、松前藩主の祈願所でもあり、「江差の五月は江戸にもない」と言われたほどニシンで栄えた当時からの信仰の山であったらしい。頂上からは、縦走予定だった元山とその左手に日本海が広がり江差の町と鴎島が見える。
雨が本降りになってきたので、元山への縦走を諦め、休むこともなく、同じ道を引き返す。下山後、山で食べようと思ったラーメンを車の中で食べて切り上げる。
帰りの林道で、オオバナノノエンレイソウとニリンソウの群生を見つけてカメラに収める(下左)。その側に調べてみても名前不詳の花の群生もあった(下右)。早速、これを読んだ友人から「ムラサキケマン」だと教えていただく。
帰りは、厚沢部の俄虫温泉に入って、帰路に就いた。
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