笹積山(367m) 蓬揃山(501m) <函館市>
 単独  08,10,2
函館市内の山18座のうち、未踏だった2座を踏破し、全山完登を達成! 

 朝からスッキリとした青空が広がっていたが、午後から会議が入っていて、遠出はできない。でも、もったいない。午前中だけでもどこか出掛けたい・・・・、ふと思いついて、函館市内の山(1/25000の地形図に山名が掲載されている)で未踏の山を調べたら、わずか2座だった。どちらも登山道はなく、薮山ではあるが、簡単な薮漕ぎで登れそうなので、それを目指すことにした。これで、函館市内の山18山を完登したことになる。

○笹積山(ささづもりやま) <蛾眉野原木線〜南側林道ルート>  
7:20 自宅発
8:00 道々970蛾眉野原木線へ
登山地点下山
8:20
8:30
8:35
林道分岐
斜面取付き
頂 上
8:55
8:45
8:40
[0:15]所要時間[0:15]
蓬揃山へ
 一昨年の秋に、近くの一等三角点の気無山と丸山龍神宮の山に登っていたが、そのときはパスして来た山であった。地図で見ると、道々970号線(蛾眉野原木線)がこの頂上の直ぐそばを通っている。どこから取り付いてもわずかな薮漕ぎだけで済みそうである。

 道々41号線を恵山に向かって走る。蛾眉野地区を抜けて4.5kmほど走り、右に「丸山龍神参道入口」の看板の立つ分岐から道々970号線()へ入る。道々とはいえ、未舗装で快適な林道そのものである。途中から、目指す頂上が見え、その直ぐ下を道が通っているのが分かる(1)

  十字路にぶつかるが、そこは左へ進む。その先に、笹積山の北側をぐるっと巻くように蛾眉野原木線は続く。北側の沢型から取り付いても150mほどの薮漕ぎである。しかし、南側にも別の林道が通っているので、それを利用すると、距離は長いが薮漕ぎは少ないと考えて先へ進む。  
 
 まもなく、地図に記載されている頂上の南側を通る林道との分岐に到着。しかし、その林道は車の入れる状態ではない。ただ幸いに、こんな所を誰が何の目的で歩くのか分からないが、はっきりとした踏み跡が続いているので、そこからスタートする(2)

 その林道跡の踏み跡を10分ほど辿り、薮の薄そうな南側の斜面から最短距離で頂上を狙う。山名の割には笹の丈は低く、簡単に掻き分けて登ることができる(3)

5分もしない薮漕ぎで、平坦な頂稜に出る。一見どこが頂上か分からない感じだが、4本の木に赤いテープが巻かれているところがある(4)こんな山でも、私以外に登る人もいるようだ。そこが頂上らしい。そこを目がけて進むと、案の定、その中央に三等三角点(点名・笹積山)が直ぐに見つかる(5) 

 ただ、周りは木で囲まれているので、展望はまったくないのが残念である。それでも、簡単に、まずは、一山ゲット・・・車まで戻り、次の蓬揃山へ向かう。







○蓬揃山(よもぎぞろやま) <函館KGカントリークラブゴルフ場ルート> 

14:45 函館KGゴルフ場管理道路へ
登山地点下山
10:40
10:50
取付き地点
頂 上
11:05
10:55
[0:10]所要時間[0:10]
11:40 帰宅
GPSトラックログ
 この山は、蝦夷松山の直ぐ南東側の函館KGカントリークラブゴルフ場の奧に位置する山である(6)地図を見たら、松倉大船林道から続くゴルフ場と反対側の道には、沼ノ岱という沼があり、それも見たいので、そちらへ向かった。ところが、その道は某会社の社有地と道路で、分岐の直ぐ先にゲートがあり、入ることができなかった。

  仕方なく、ゴルフ場からのアプローチにすべく、市街地へ出て、そちらへ向かう。この山の直ぐ根元までゴルフ場が広がっていて、ゴルフハウス入口分岐の先には管理道路が続いている。「立入禁止」の看板が立っているが、ゲートは開いているので無断で通らしてもらう。
 ゴルフ場の緑と紅葉のコントラストが美しい先に目指す蓬揃山が見える(7)

 管理道路は根元まで続いていて、一番の奧のグリンの端から取り付けそうな所を見つけ、そこから頂上を目指す(8)

 明らかに掻き分けて人が歩いた痕跡がはっきりとあり、ふと気が付くと笹があちこち折られている。これは、いつも薮山に一緒に登るKo玉さんが戻るルートを間違わないためにする仕業である。そう言えば、ひと月ほど前に「蓬揃山に登ってきた」と話していたのを思い出す。そのお陰で、ウロウロすることなく前進することができた。


 10分もしないうちに、木に結ばれた赤いテープが目に飛び込んでくる(9)これはKo玉さんがすることではない。ということは、まだ他に我々のような物好きな人間がいるということだ。

 その先に、周りがきれいに刈り払われたところがある。その真ん中に、珍しい四等三角点が鎮座していた(10)

 ここからも、周りの木々が邪魔で、展望は全く利かない。しかし、函館市内18座の記念すべき完登の山となった。

 戻るゴルフ場の道からは、函館湾の向こうに大千軒岳までが(11)さらには、津軽海峡を挟んだ下北半島や津軽半島もはっきりと見える清々しい秋晴れがうれしい。
 これで、函館市内の山(18座)を全山完登したことになる。ちなみに、その18座は、下記の通りで、すべて、このHPにアップ済みである。

<登山道あり> 袴腰岳(1106m)、三森山(847m)、泣面山(835m)、雁皮山(743m)、蝦夷松山(667m)、海向山(570m)、庄司山(570m)、台場山(528m)、恵山(518m)、函館山(334m)<10座>

<登山道なし> 熊泊山(818m)、古部丸山(691m)、毛無山(631m)、三枚山(586m)、蓬揃山(501m)、気無山(415m)、笹積山(367m)、清水山(322m)<8座>



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