佐武流山(2192m) <長野県・新潟県> (日本二百名山) 10,6、09 |
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水無尾根から悪沢源流部を挟んだ頂上(左)と猿面峰 |
オオシラビソの中の頂上 |
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・長野県と新潟県の県境をなす山で、苗場山と白砂山の間に位置する。かつては、白砂山からの縦走コースしかなかったが、2000年にて秋山郷からのコースが開かれて日帰りが可能となった。しかし、コースタイムが10時間以上と、今回の山旅でもっともロングコースの山だったが、8時間で往復できた。林道を開放してくれると、往復3時間ほどの短縮になるのだが・・・。 ・国道405号線終点手前のドロノキ平近道登山口からの作業道と長い林道歩きを経て悪沢源流部を巻くように続く水無尾根をピストンした。1時間半近くの作業道と林道から檜俣川へ標高差100m下って、渡渉地点となる。スパイク長靴が功を奏し、なんとか石を伝って越えることができた。ここからが本格的な登山となる。急登やアップダウンが続き、なかなかタフなコースだ。特に物思平までの急登は、下りもきつかった。そこからワルサ峰までは、最盛期のシャクナゲロード状態。その中にミツバツツジも仲間入り。檜俣川を挟んで聳える月夜立岩が異様な感じだ。 ・苗場山分岐から上の広い尾根は登山道が判らないほどの雪渓歩きだったが、やがて、雪のない痩せ尾根となって頂上へ。頂上からは、樹林で、北の苗場山と東の谷川連峰の方向しか見えず。今までで一番暑い一日だった。ずっと半袖のTシャツで通した。頂上でも半袖は初めて・・・。 ・下山後、近い和山温泉の一番下の仁成館へ。寛政年間開湯だが、今は廃業しているらしいが、知人や自分のように知らないで来た人にだけは対応しているとのこと。上がった後、コーヒーとどら焼をご馳走になった。今は夫婦とワンちゃんと全国あちこちの車旅が趣味とのことで話が弾んだ。明日の鳥甲山の荒々しい崖を眺めながら入浴していたら、急に黒い雲が広がり、30分以上も雷が鳴り夕立が続いた。下山後で良かった。その後、連泊となる道の駅「信越さかえ」に戻った。 |
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檜俣林道から望む頂上(奧)と猿面峰(右手前) |
檜俣川渡渉地点〜スパ長のお陰で濡れずに済んだ |
トウゴクミツバツツジ越しに荒々しいワルサ峰の西面を見上げる |
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水無尾根はまさにハクサンシャクナゲロード |
檜俣川を挟んで屹立する月夜立岩とバックの鳥甲山 |
ワルサ峰から頂上を望む |
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途中で道が判らなくなるほどの広い尾根の部分 |
スッパリと切れ落ちている東面〜左奧が頂上 |
西隣の岩菅山塊が大きい |
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前日逆から眺める北側の苗場山 |
ルイヨウボタン(北海道にもあるらしいがまだ見たことがない) |
林道沿いで多く目にしたミドリニリンソウ |