6/6  利尻山登山中止〜礼文島へ 桃岩展望コース〜猫台・桃台花散策   

 夜半までの強い雨は上がったが、山はすっぽり黒い雲で覆われたまま。いつ降り出してもおかしくない天候に利尻山登山は中止。

 再び降り出した雨が上がるのを待って、一便早い礼文へのフェリーまでの時間潰しに見返台園地までの道を途中まで往復2時間散歩。

 13:15着のフェリーで花の島礼文入り。フェリーから9年前に登った礼文岳と香深港が見える(1)。港は大きな建物が固まっているせいか利尻の鴛泊港より町に見える(2)
 予約しておいた民宿知床の車にフェリーターミナルから桃岩展望台コース入口まで送ってもらう。

 空身でスタート。途中から一度下って、桃岩トンネルを潜り、元地海岸コースへ下る。道端の斜面に多くの種類の花が咲いているので、それをカメラに収めながら歩く。天然記念物となっている桃岩の球状摂理を眺めながら元地海岸へ進む。

 元地港の手前で引き返して、猫台・桃台へ。猫台・桃台は、桃岩と海中の猫岩がよく見える展望台である(3)。背中を丸めてジッと海中の魚を探してでもいるかのような猫岩が可愛い(4)
 再び、桃岩トンネルを戻って、桃岩展望台への道を登っていく。まだ丈の高い花は咲いていないので、パッと見、9年前より華やかさに欠ける(5)。しかしよく見ると、レブンコザクラ、レブンシオガマ、ネムロシオガマ、エゾノハクサンイチゲ、ミヤマオダマキ、サクラソウモドキ、センダイハギ、イワベンケイ、チシマフウロ、ノビネチドリ(白花多し)、ハクサンチドリ、キジムシロなどが咲いている。


 桃岩展望台に着く前から雷が鳴り、雨が降ってくる。大丈夫だと思ってカッパは持参しなかった。当初は、展望台から元地灯台を経由して、民宿のある知床へ下る予定であった。進むべきか戻るべきか迷う。予定通り進むには、まだ4.5kmもあるので、諦めて桃岩トンネルまで戻って、タクシーを呼ぶ。

タクシーに乗り込んだら、もの凄い勢いで降ってくる。タイミング良い判断であった。民宿知床へ到着したら、宿の人が心配していた。

 この民宿はインターネットでも評判のよい宿なので選んだが、懇意にしていただいている梅澤俊氏の学生時代からの定宿だそうである。

 風呂に入って、浴衣に着替えてさっぱりし、評判の良い夕食を楽しむ。隣に座った名古屋の同年代夫婦のご主人が、昨年四国遍路を経験された方で、意気投合し、すっかり話が弾む。食後は、宿で働いているkobaさんの撮ったすばらしい花のアルバムを見せていただく。

 民宿知床のこととkobaさんのフォトギャラリーは「礼文花紀行へようこそ」


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