12日目 3/30 カトマンズからバンコクへ 


カトマンズ市内見学7:30〜10:00  カトマンズ(ラディソンホテル)発11:20〜カトマンズ空港着12:00
カトマンズ空港発13:50〜バンコク着18:20  バンコク発23:50(40分遅れ)   機内泊

○カトマンズ市内散策

 久しぶりのベッドの上でぐっすり熟睡し、目が覚めたら6時であった。7:00、ネパール料理の朝食バイキングをゆっくり味わって食べる。ツアーリーダーSaさんが直接問屋さんに頼んでくれていた最高級というお土産用の紅茶を受け取る。100gずつきれいな刺繍の入ったポシェットに入っていてわずか205ルピーであった。日本で買うとかなりの価格だそうである。

 11時頃まで時間があるので、函館組5名はホテル紹介のタクシーを契約して市内観光をすることにした。タクシーは古い日産のサニーであった。定員オーバーなどという規則はないようで、5人が乗り込む。

 まずは、旧王朝のあったというパタン市へ向かう。この辺りは古い寺院が固まっているようである(1)。寺院や一般の建物にも古い彫刻が施され、どこもみごとである。それを眺めて歩いているだけでも価値がある(2)

 また、寺院への朝のお詣りに来る市民を当て込んで?の朝市があちこちで開かれている(3.4)

 その後、工芸村があるとのことで、そこへ案内してもらうが、時間が早くて、まだ開村していなかった。100近いいろいろな工芸物を作っている建物が公園状に整備された敷地の中に固まって配置されている。作られているものも品質的に確かなものばかりで、売り物はすべて公開価格がつけられているという。通勤してくる人々の身なりをみても、きちんとしたサラリーマンといった感じである。ゆっくりと見て歩きたいところであるが、時間がたりないのと、Koさんがお土産に欲しいという民族楽器やアンモナイトは扱っていないとのことなので、そこを後にする。

  その後、向かったところが、王宮の近くの商店街である。そこでは、Koさんご所望のお土産を購入することができたので、ホテルへ戻る。

 ホテルの前の通りにもスーパーがあり、土産店が並んでいる。まず、スーパーへ行って、ツアーリーダーSaさんお薦めの現地の食品(ココナツビスケット、水牛のビーフジャーキー、ラム酒など)を買い込み、土産店を覗いてきれいな刺繍の施された鹿革のバックを買う。

 11時過ぎ、迎えの車に乗るが、サーダーと現地の会社のお偉いさんが見送りに来てくれ、一人一人の首に絹でできた薄手のマフラー状のものを掛けてくれる。空港へ着き、出国手続きを済ませ、バンコク行きの待合室ヘ行くが、なんと日本人のトレッキングツアー客がやたらと眼に付く。Saさんの話だと、同じアルパインツアーサービス会社の団体だけで4団体で50名近くいるそうである。どのツアー客を見ても、明らかに我々と同じ60歳以上の顔ぶれである。正月や夏休み期間は若い人も多いそうである。

 13:50、10分遅れでカトマンズを飛び立つ。機内では、アルコール類や遅い機内食が出される。バンコクへは実質的に3時間少々のフライトで、現地時間の18:20に到着するが、バンコク発成田行きが23:10の予定である。

 空港の中の店を覗きながらブラブラして時間を潰す。往路で両替した残りのバーツを見たら、360バーツほどであった。それで、飲み食いできるビールと夕食を物色する。日本人を当て込んだ寿司&麺類の店で夕食を摂ることにした。海鮮ラーメン、缶ビール、ピーナツで、残りが15バーツとなった。成田行きの飛行機に乗り込んだら、圧倒的に日本人が多く、機内放送も日本語で流れ、「旅も終わり」の感を強くする。


13日目 3/31 バンコクから成田〜羽田〜函館へ 


成田着7:10〜上野公園で花見〜羽田発14:55〜函館着16:10

○無事日本の土を踏み、一足早い花見を楽しむ

 機内泊であるが椅子のリクライニングも中途半端な感じで、ジュース類は配られたが、当てにしていた寝酒はなく、結局は眠ったのは30分間ほどであった。それでも、40分ほども遅れて飛び立ったのに、帰りは気流の関係で?かなり時間短縮ができるらしく、成田には予定より20分も早く到着した。実質的なフライトは5時間少々であった。

 飛行機の窓から日本の夜明けを眼にし、7:10に成田空港に下り立つ。スーツケースを受け取り、13日間一緒だったツアーの解散である。ツアーリーダーのSaさんは、今日自宅へ帰って、明日またネパールへ出掛けるそうである。好きな仕事とは言え、ご苦労様なことである。

 我々函館組は、まず、スーツケースをスカイポーターに預け、京成電鉄に乗り、上野へ出る。時間的余裕もあるので、上野公園をぶらつく。場所によっては早いソメイヨシノやシダレザクラも咲き出しているが、見たこともない真っ赤な桜が咲いているので、そちらへ行ってみたら、「寒緋桜」と書かれていた(1)

 上野駅の近くのそば屋で昼食を摂り、羽田へ移動して、14:55の飛行機に乗る。13日間、急ぐという言葉にはまったく縁のまったくなかったのんびりモードの13日間の旅の中では、1時間ちょっとのフライトはあっという間であった。機内放送で「函館は摂氏2℃、雪が降っています」を聞いて現実に戻る。5人とも真っ黒な顔で家族に迎えられ函館空港に下り立つ(2)空港を出たら、出発前の積雪はすっかり消えていて、バンコクやカトマンズとは違って整然と流れる車の列にほっとする。

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