1:30 函館発
7:00 日勝トンネル日高側入口
登山 | 地 点 | 下山 |
7:30
8:20
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8:50
9:50 |
トンネル入口(c1020)
日勝ピーク(・1445)
沙流川源流部(c1070)
国境稜線1160コル
ペケレベツ岳(1532) |
12:00
11:50
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11:15
10:25 |
[2:20] | 所要時間 | [1:35] |
14:00 更別温泉(入浴)
18:00 中札内道の駅(車中泊)
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通称日勝ピーク(1445m)は、日勝トンネルの日高側入口の横から取り付けるゲレンデ状の斜面が広がり、スキー滑降にも人気の山である(1)。
このピークは、04年の同じ日、上滝山〜沙流岳〜日勝ピークと縦走したときに初めて踏んでいる。そのときに沙流川源流部を挟んで聳える大きな山体のペケレベツ岳の姿が忘れられなかった。そのときら、いつかはこの日勝ピーク経由で登りたいと思っていたが、ようやくその念願が叶った。
数日間好天が続く予報に、真夜中に函館を出て一気に登山口を目指した。この日勝ピークには05年のGWにも登っているが、過去2回よりも雪が少ない感じだ。
すでに登山口で1020mの標高で、日勝ピークまではわずか420mの標高差だ。下の方は、ハイマツが出ていて、下からは雪の繋がり具合がよく分からない。なるべく昨日のものと思われるトレースを辿って登っていく。
c1150辺りまで登ると一面雪で覆われたピークまでの斜面が見通せる(2)。予定通り、50分でピーク手前へ到着したが、ハイマツがすっかり顔を出していて、スキーはその下にデポして、藪を漕いで頂上を踏むしかなかった。
スキーデポ地点までもどって、
シールを剥がして、ペケレベツ岳との間の沙流川源流部への斜面を滑り下りる。上の方は疎林帯で気持ちよいターンを描くことができたが、下の方は暗いトドマツとエゾマツ林の混合林となる(3)。
やがて、3本ほどの沢が合流する地点まで下る。予想したより沢が開いていて、スノーブリッジを探すのに苦労した(4)。
ここより下流へ下りたら、川幅が広くなるので、スノーブリッジがなかったかも知れない。3本の沢のスノーブリッジを渡って、なんとかペケレベツ岳北西斜面へ続く地点へ取り付くことができた。そこで、再びシールを貼る。この地点は、登山口より50mほどしか高くない1070地点だった。
ペケレベツ岳への斜面の下の方は、トドマツとエゾマツの混合林だが、それほど木立が混んではいない(5)。一部ジグを記って登るところはあったが、殆どは直登できる斜度だった。
北西方向には、尖った沙流岳とその左奥に林業界の双珠別岳が見える。手前の稜線は8年前に歩いている日勝ピークへの稜線。右奥は狩振岳か?(10)。
東側の広い谷地形の先には十勝平野が広がるが、生憎濃霧に覆われているようで霞んでいる。左の尾根は夏道尾根(11)。これらの大展望を楽しんだ後、風を避けるようにハイマツの陰に座ったら、ポカポカ陽気で眠たくなる感じで、のんびりくつろぐ。
再びシールを剥がして、いよいよ下山。下りは、登り返しの少ない日高と十勝の国境稜線上を下る。
上の方は広い斜面がひり勝手いて、結構滑りを楽しむことができた。昨日のものと思われるツボ足のトレースがここにも残っていた。この人も日勝トンネルの方から登ってきたようだ。(12)。
1343ピーク手前からそれをかわすように左へ下る。そのまま谷地形を滑り降りれば良かったのだが、稜線の南斜面は雪解けが進み、藪があちこち顔を出していて苦労した。1160コルで三度シールを付けて登り返す。ここからは、広い谷地形を登り、日勝ピークの右側コルを狙って登っていった。
日勝ピーク下で三度シールを剥がして、あとは楽しみな最後の滑降・・・しかし、下の方は腐っていて滑りが悪く前のめりになりそうで疲れた。
ちょうど正午に登山口の駐車場に到着。朝は3台しかなかった車が10台ほどに増えていた。多分、自分の後にペケレベツへ向かった人もいたのだろう・・・夏道登山口に3台停まっていた。
時間が早いので、明日予定の十勝幌尻岳への林道状況を偵察した後、更別温泉に入り、中札内道の駅で車中泊。これまでに何度も利用しているが、ここの道の駅はすぐ前に大きなスーパーがあるので非常に助かる。