青海黒姫山(1222m) <新潟県> (日本三百名山)  10,7、25 
 
●清水倉コース
登山
地点
下山
4:45
7:00
7:25
登山口
旧道分岐
頂 上
10:00
 8:15
 8:00
[2:40]
所要時間
[2:00]

国道8号線からセメント工場越しに見える青海黒姫山

大きな石造りの神社が建つ頂上

・新潟県西端の親不知海岸近くに位置する全山石灰岩に覆われたカルスト地形が特色の山である。同名の山が新潟県と長野県にあるためにそれらと区別するために青海黒姫山と呼ばれている。当然、石灰岩の山特有の採掘場とセメント工場が幅を利かせている。

・前夕のうちに、少しでも涼を求め、その広大なセメント工場敷地の横を抜けて、清水倉登山口へ入ったが、標高わずか100m・・・。それでもなんとか眠ることができた。朝涼しい内のスタートだが、これまでの登山口はこの山の頂上近くの高さだっただけに、標高100mからのスタートは朝から暑い。最初から汗が吹き出る。おまけに低山のくせに標高差1100mもある。さらに、頂上直下の稜線に乗るまで、ずっと暗い林の中のトラバースと沢型の中に続く登山道で、展望も一息つけそうなところも全くない。後半は足場の悪い急登が続く・・・連日の疲れもあり、精神的にも肉体的にも辛かった山としては、ワーストワンかも知れない。

・しかし、頂稜に乗ると、白い石灰岩の岩頭や木々で覆われてはいるが、深いカルスト地形の深い窪地が目につく。本来であれば見えるはずの糸魚川市街地や日本海、昨日までの頸城三山や高妻山などは、下から立ち込めるガスに遮られて見えず。唯一北アルプスの雪倉岳〜朝日岳〜栂池新道の稜線と手前の山のみ。頂上以外に楽しみのない山に25名ものツアーが入って来たのにはビックリ。その他には、三百名山巡りの単独の二人。

・下山後、糸魚川市街地へ戻り、フォッサマグナミュージアムへ。内容的にも非常に充実したものだったが、疲れが激しく、じっくりと観覧できなかった。とりあえず、次の予定の白山へ向かうべく、ETC割引で金沢市まで走った。しかし、連日の暑さもあり、疲れが激しい。おまけに、今朝目覚めたら、右肩が痛くて腕を水平より上に挙げることができない。肩を動かすだけでも痛く、車のウィンカーを上げるのも左手で・・・。今日は右腕をほとんど使わないで登り下りした。疲れのストレスが足でなく肩に・・・? 家の薬箱から持って来た湿布が役立つことになったが・・・。ということで、明日は、天候の良し悪しに関わらず休養日と決定し、金沢市内の温泉でゆったりする。

地質の関係か赤っぽい花が多いガクアジサイ

頂稜に乗って初めて頂上と対面

石灰岩の露岩が目に付く頂稜

南側は頂上の直ぐ下まで上がってきている石灰石採掘場

カルスト地形特有の大きな窪地

北アルプスの雪倉岳〜朝日岳〜栂池新道尾根

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