黄金山(おうごんやま)(785m) <上ノ国町>  
黄金山林道?〜東尾根ルート 2名 10,6,18

廃道化していた林道が思いがけず復活していて、植林作業の道を辿って薮中の頂上へ
     <2008年9月の同じ分岐の状況

4:30 自宅発
6:30 上ノ国石崎左股川林道へ
7:00 黄金の滝手前林道分岐
登山地点下山
7:30
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7:50
林道終点
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頂 上
8:40
(タケノコ採り)
7:55
[0:20]所要時間[0:45]
八平岳の宮越内林道へ

この黄金山は、大千軒岳の北、上ノ国町の石崎川支流の左股川にある「黄金の滝」から延びる南西尾根上に位置する奥深い山である。山名の由来は、この山からも昔金鉱石を掘り出していたことによるらしい。「黄金の滝」にも金にまつわる伝説がある(後段に別掲)。

 この山も含めて、道南700m超峰(76座)で、アクセスの難しい山だけが4座が残っていた。最近になって、長い左股川林道が開放されていることが多いこと、黄金の滝手前から地図上に続く林道が廃道化しているが、その先が頂上直下まで続いていること(教えていただいて、google earthで確認)、それを辿って登った仲間の情報等を把握していた。行くならタケノコの頃・・・と思い、休みだったSHOさんの同行を得て今回のトライとなった。

 上ノ国町石崎から石崎川沿いの道に入る。早川鉱山跡を抜け、今は通行止めになっている大千軒岳への道との分岐から、左に続く左股川林道を黄金の滝手前の林道分岐まで進む(左は黄金の滝方面へ、右が黄金山方面へ)。ところが、2年前の写真(2)が頭にあったので、そこから薮漕ぎで歩こうと思って行ったのだが、廃道どころか立派に復活していた(1)(帰りに撮影)。
 
 恐る恐るその先を進む。どうやら廃道化しているはずの道が復活しているようだ・・・しかも、最近も車が走行しているらしく、快適な状況である・・・どこまで続くか判らないが、歩く距離が短くなることは間違いない。

 ところが、どこまでも続き、カーナビの表示も黄金山にどんどん近づいて行く。その終点とおぼしきところは、なんと頂上から直線で200m、標高差にして50mの東尾根の手前だった。おまけに、頂上への斜面はきれいに笹刈りがされている(3)

 往復4〜5時間の林道跡の薮漕ぎを覚悟していただけに、喜々としてスタート。笹刈りされた斜面には、トドマツの幼木が植林されたばかりであった。どうやら昨年から始まった事業のようである。そのお陰で、簡単にアクセスできたことになる。尾根そのものは刈り払いがされていないが、そこに沿っているので、頂上を狙って刈り払いのされているところを登っていく(4)

 一番高いところを狙って、薮の尾根に突入。三角点のある山ではないので、GPSに入れてきたポイントと一番高い地点を探して藪中をウロウロする。頂上とおぼしきところの笹に赤い布テープが結ばれていた。

 私たちの仲間が2組、それぞれ沢からと復活する前の林道跡から登頂しているが、彼等はそのような痕跡を残さないので、我々の他にも物好きな山屋がいるということだ。

 藪中で三脚も立たないので、それぞれのカメラで記念写真を撮る(5)

 下山といっても、薮から笹刈りされている斜面へ飛び出すだけ・・・あとは、笹藪に潜る必要のないタケノコ畑状態の斜面で、「採って!採って!」と頭をニョキニョキ出しているタケノコさんをそのままにして帰るわけにはいかない。ましてや、それを採ることは、植林地の笹藪化を少しでも防ぐボランティアにもなるはず・・・(6)

 そもそもこの時期にこの山を狙ったのは、ちょっと時期が遅いかも知れないが、北斜面なので・・・と期待したこのタケノコ狙いでもあった。でも、薮漕ぎしないで採れるとは夢にも思わなかった・・・。

 二人とも30分強で、袋に入りきれないほど採れたので打ち上げとした(7)

 ただ一つ、ガス中で展望が無かったことが残念である。来年にでも、笹藪化防止のボランティア活動を兼ねて再訪しなくてはなるまい・・・。
思わぬ幸運から生まれた時間的余裕で、万が一、左股川林道が通行止めの場合の控えとして計画してきた八平岳へと向かった。



多く目に付いたタニウツギ

大千軒岳頂上よりの黄金岳(SHOさん提供)

○<黄金の滝の伝説>
 松前町史によると、昔、砂金を馬につけて運ぶ作業途中に、誤ってこの黄金の滝の滝壺に落としたという。また、知内で金を採ったイギリス人が、砂金を背負って上ノ国の石崎へ向かったが、途中で行方不明になり、黄金の滝に落ちたとする伝説もある。
 昔の石崎川は砂金が取れ、黄金山では鉱石から金を取り出した跡の穴がたくさん残っているらしい。昭和初年に機械を持ち込んで滝壺を調べた人がいたようだが、砂金は見つからなかったとのこと。

<友人の「黄金の滝探訪」の記録は下記からどうぞ!> 
黒ウサギさん)  ○segaさん  ○MIURAさん

         


八平岳(はっぺいだけ)(519.5m) <上ノ国町>  
宮越内林道〜南面沢ルート 2名 10,6,18
南面沢から稜線を狙ったが、予想より沢形がはっきりしていてこれも楽勝

10:15 上ノ国宮越内林道へ 
登山地点下山
10:55
11:25
沢取り付き
頂 上
11:55
11:35
[0:30]所要時間[0:20]
12:45 湯ノ岱温泉(入浴)
15:30 帰宅
上ノ国町宮越地区の南、宮越内川の源流部に位置する三等三角点が設置されている500m超峰。過去に、その近くの700m超峰の赤岳や大岳に登ったとき、宮越内林道を辿れば、その南側から簡単に登れそうなことはインプットされていた。

 黄金山が廃道化しているはずの林道が復活して簡単に登れたので、生まれた時間的余裕からこちらへ移動した。上ノ国から木古内に抜ける道道5号線沿いの宮越地区から宮越内林道を辿る。地図で目を付けておいた稜線へ突き上げる南面沢入口の先に車をデポしてスタート。頂上まで標高差140m、直線距離350mの位置である(1)

 沢に入ると、予想していたより幅広の明確な沢地形が稜線まで続いていて、水も少なく歩きやすかった(2)稜線が近づくと斜度が急なり、ネマガリダケが覆い被さって来る。それらを潜ったり、掻き分けたりして登っていくと稜線に出る。

稜線はブナが生え、薄い笹で覆われていたが(3)50mほどで、三角点の頭が見せる広く平らな頂上へ30分で到着。

 道南の500m超の山名があり、三角点の設置されている山は、Ko玉さんが全て踏破して札幌へ戻ったこともあり、三角点の周りが彼によって刈り払われていることが多いので、非常に判りやすい。

 残念ながら、ここもガスで展望がない。記念撮影をして、簡単に腹ごしらえをして下山開始(4)

 この山も往復1時間・・・下山をしてもまだ正午だった。汗と薮漕ぎの汚れで真っ黒ぐしょぐしょの衣類を全て着替えて車に乗り込み、長いダートの林道を走る。湯ノ岱温泉で汗と汚れを落として帰路に就いた。

 どちらも展望には恵まれなかったが、呆気ないほど楽勝の薮山2山ゲットであった・・・。

頭だけ見せていた三等三角点

稜線で目にしたギンリョウソウ

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