沖里河山〜無名山〜音江山 (795.4m)C
<音江連山登山コース> 単独 16,7,15
B15、1,10の山スキー(8名)
A13,2,25の山スキー
@04,8、11の「沖里河山〜音江山」
12年ぶりに音江連山登山コースを往復したが、最後まできれいに整備がされていた
 
5:00 旭川道の駅
登山
地点
下山
6:00
6:30
7:15
7:35
沖里河展望台
無名山
鳩の湯分岐
音江山
9:15
8:45
8:15
7:50
1:35]
所要時間
[1:25]
11:00 富良野コインランドリー
13:00 ハイランドふらの(入浴)
18:00 富良野マルシェ駐車場(泊)

 深川市の南東に連なるイルムケップ山塊の沖里河山(802m)〜無名山(805m)〜音江山(796m)(1)には(1)、「音江連山登山コース」が整備されている。この中で一番標高が高いのは珍しい山名の無名山だが、音江山には、一等三角点が設置されている。

 また、音江山は、夏山より山スキーの山としての方が有名で、自分も13年には単独で、15年にはHYML メンバーと、山スキー登山とダイナミックな深雪滑降を楽しんでいる。しかし、この山への初登は04年の夏で、今回と同じコースだった。ただそのときは、鳩の湯分岐から音江山までの間が踏み跡に背丈以上のネマガリダケが覆い被さって、大変な思いをして辿り着いた山頂からは展望もなく、あまり良い印象がない山だった。

 今回は、同じコースの写真撮りが目的で訪れたが、昨年にでも再整備されたばかりのようで、最後まで快適なコースで、途中の展望にも恵まれ、良い印象の山になった。

 沖里河山直下まで車で上がれる洒落た名前のイルムケップスカイラインを走り、登山口に到着。

駐車場から急な階段を登ったら(2)、そこはせでに沖里河山で、展望台となっている(3)

 
展望台からは、石狩川の流れ、深川市街地、空知平野の眺望がみごと(4)



ダケカンバの幹に絡みつくツルアジサイ(5)、道端を彩るキバナニガナと外来種のコウリンタンポポ(6)
 

 30分で名前のないことからそのものズバリが名前になったこのコースの最高地点の「無名山」に到着(7)ちなみに、このイルムケップ山塊の最高峰は、この無名山から続く東側の稜線上にイルムケップ山(865m)がある。昔はこちらからの縦走路があったらしいが今は藪と化している。自分は、05年に赤平からの登山道を登っている。
 無名山からの急な下りから音江山を望む。100mほどの登り返しが辛そう(8)


 100mほどの登り返しを終えると、スタートして1時間15分後、鳩の湯分岐に到着。今はこちらの方からの登山道も整備されているらしい(9)
 12年前のここから先は、登山道にネマガリダケが覆いかぶさり、それを掻き分けながら歩いたことが、一番の思い出として残っている。しかし、昨年秋にでも再整備されたようで1級国道並みの快適な道になっていた(10)


南には、雲を纏った夕張連峰(11)、東には、十勝連峰が見える(12)



 1時間35分で、一等三角点だけの音江山に到着。途中の2つの山には、立派な標識があったのにここにはない。あまりにも寂しい。そばに落ちていた誰かが持ち込んだ素朴な山名板を手にセルフタイマーで撮影。冬は見事な展望があるのに、夏は笹薮に遮られて見えないのも残念(13) なお、ここの一等三角点の名前は「入霧月峰(いるむけっぷ)」で、深川付近の空知平野開拓の測量の原点になった山とのこと。

 15分ほど休んで下山開始・・・とは言ってもゴールはここより高い沖里河山である。先には、コルから登り返す無名山(右)と沖里河山(左)が見える(14)この二つのピークを越えて、1時間15分でゴール。まだ9時過ぎだった。朝の内にひと仕事終えた感じで、明日の原始ヶ原からの富良野岳に備えて、富良野へ向かった。


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