<3日目>頂上でご来光を仰いで下山。そして、車の回収

○トムラウシ山頂でのご来光
<2日目>
3:30 テン場発
3:50〜4:15 頂上
4:30 テン場着
登山地点
 5:00
 5:45
 6:20
 6:40
 8:00
 8:25
 9:40
南沼キャンプ地
トムラウシ公園
前トム平
コマドリ沢
カムイ天井
駐車場分岐
トムラウシ温泉
[4:40]所要時間
 9:45 東大雪荘送迎バス発
11:33 JR新得駅発
15:46 美瑛駅前発(バス)
17:00 登山口駐車場着
17:15 白金温泉(入浴)
18:00 美瑛・花人公園駐車場
 夜になったらガスが晴れて、満天の星が広がる。夜明け前、滅多にないチャンスと、トムラウシ山頂からの御来光ショーを堪能すべく、ヘッドランプを点けて、3:30にテントを出る。日の出は4:04。

 一面の雲海の上に標高1500m以上の山々が島のように浮かぶ。雲海の上のガスを赤く染めて北大雪と東大雪の間から朝日が昇る(1)しばらくするとあちこちの山並みを朝日が照らし出す。

 山中泊のメリットは、このご来光ショーと落日ショーである。贅沢の極みである。わずか20分ほどで登れるのに、ほかのテントの人は誰もやって来ない。まさに独り占めのご来光ショーであった。

 下っていくと、いくつかのグループが登ってきた。せっかく登るならご来光に合わせればよいのに・・・と思ってしまう。





 右に目を移すと、雲海の上の石狩岳のはるか向こうに、阿寒の山々が浮かんでいる(2)。左には、朝日に輝く旭岳を中心とした表大雪北部の山々(3)

 後ろを振り向けば、十勝連峰。一昨日越えてきたオプタテシケ山が一番手前で朝日を受けて頂上部分を輝かせている。目を下に転じると南沼が・・・(4)。まだ日の差すことは無理な噴火口をカメラに収めて下山(5)

○ハイスピードの下山

 テン場に着いたのが4:30.急げば10時ごろにあるはずのバスに間に合いそうなので、朝食も摂らずにテント解体。5:00下山開始。


 雪渓を下って登り返したところがトムラウシ公園(6)。急な岩登り状態のピークを登って下りたところが、前トム平で、ここからコマドリ沢へ下りるので、トムラウシ山の頂上はここで見納めとなる(7)

 コマドリ沢上部の長い雪渓へ下りると、次々と登山者が登ってくる(8)。2003年から付け替えられた高巻きの新道を登っていく。上の水平道に出るまでの標高差100mの登りが辛い(9)
 しかし、さすが人気の山だ。40〜50人程の登ってくる人たちと出会う。その中に、78歳になる函館のSaさんがいた。まだまだ元気な姿に感動し、しばし立ち話。


 思ったより長い新道だった。昔の道の分岐に「新道→」の標識が立っていた(10)昔はここからコマドリ沢の中を登っていたが、増水や泥んこが評判が悪い上に事故もあって、下の沢を通らない新道ができたらしい。この辺りまで来て、それほど急がなくても10時には着きそうな感じになってきた。車で来ると、駐車場登山口があるが、温泉まではさらに1時間半ほど下らなければならないのが辛い。

 9:40に東大雪温泉に到着(11)ところが、バスは連休以外は運行していないことが判明。が〜ん!ふと、温泉の前を見たら、宿泊客を新得の駅まで送るバスが停っていた(12)頼んだら乗せてくれるとのこと。乗り込んだら5分もしない内に出発。あと10分遅かったら、温泉に一泊して明日の朝まで待たなければならなかった。非常にラッキー!気持ちで良いとのことで、1000円を払った。

 お陰で、効率的に美瑛までJR、駅にリュックを預けて白金温泉までバスと繋いだ。バスまでの時間が2時間ほどあったので冷たい美瑛カレーうどんを食べることができた。。登山口まで1時間の歩きを覚悟して歩いていたら、明日オプタテへ登るというご夫妻の車に拾っていただいた。いつも拙サイトを見ていてくださっている江別のMiさんという方だった(13)(Miさんが送ってくれた画像)。お陰で、白金温泉で3日間の疲れと汚れを落として、18時には、美瑛の花人公園の駐車場へ。



3日目へつづく  1日目へもどる



「北海道山紀行・目次」へ      HOMEへ

inserted by FC2 system