大森山(376m) <松前町>
<神止山からの南尾根> 単独 18,5,22
地図上に記載されている南尾根上の薮に覆われていた作業道跡を辿る
登り地 点
下り
10:00
12:25
神止山下
頂 上
14:45
12:45
[2:25]所要時間[2:00]


 この山は、神止山の真北に位置する山で、地図上では神止山の先の南尾根に作業道と思われる点線が続いている。数年前に日本山岳会員のUさんとKaさんコンビが同じコースから登っていると聞いていた。 地図上で測ったら3km強である。藪が濃くなければ3時間で登れるだろうと思った。
 神止山下の林道から、切り株の斜面を登り、神止山の頂上から尾根に乗った(1)


 確かに、尾根の上には鹿が管理してくれているような踏み跡が続いている(2)。少し登って振り返ると、松前市街地と海が見えた(3)眼下の眺望は、このあとここ以外にはなかった。
 作業道跡は、笹薮に覆われて入るが、場所によっては幅広く造られていて両側に盛り土があり、掘れている。その中は薮に覆われて歩きづらいので、その盛り土の上を歩いたり、顕著な尾根の上を歩いたりした。いくつものピークを越えるためにアップダウンもある。


 高度を上げて行くと、作業道跡ははっきりしなくなり、濃い笹薮に覆われたところや(4)薮が薄く、鹿道が続く所もあった。c300ピークからは端正な形の頂上が見えた(5)


 頂上手前のコル付近から、残雪を抱いた大千軒岳が見えた(6)コルからは頂上への急登が続く。下の方は鹿道があったが、頂上に近づくにつれて、それもなくなり胸丈ほどの濃い笹薮の登りとなった(7)


 最近の薮山としては長丁場の2時間半で頂上に到着。頭上のカエデの枝に冬に登って付けたと思われる比較的新しいピンクテープが結ばれていた。文字が読み取れなかったが、もしかしたらイワタさんのものかもしれない(8)
 ここにも三等三角点(点名・大森山)があるはずと笹薮の中を探しまわった。諦めかけた所へ頭を出した三角点が目に飛び込んできた。周りの笹をきれいに刈り払って撮影(9)。長丁場の末の登頂だっただけに、それが報いられた感じでうれしかった。
 下山も濃い薮の所や、登り返し、途中のピークで下る尾根を間違ったりで、すんなり歩くことはできなかった。下山後、松前温泉へ行ったら定休日だった。矢野旅館の温泉に入って(600円)、道の駅で車中泊。
 
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