大笠山(1822m)(日本三百名山) <富山県/石川県> 09,11,10 |
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前笈ヶ岳の先から望む大笠山 |
頂上 |
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・今回の山旅で最高の天候の朝を迎えた。午後から徐々に雲が広がって来たが、無風で絶好の山日和だった。 ・昨日の人形山から見ても、一際目立つ端正な山だったが、近くで見ると、豪雪地帯らしく、雪による崩壊斜面と深い谷が印象的な、荒々しい登り堪えのある山でもあった。ガイドブックの往復時間は9時間。今回の山旅では最長。妻にはバスとJRを乗り継いで富山市で時間潰しをしてもらう。 ・登山口は桂湖の奥の桂橋のたもと。そこへ着いたら、昨日の人形山で一緒になった所沢ナンバーの車があった。この山の核心部は、登山口の直ぐ先のから直接取り付く鋭い岩峰への鎖と梯子の設置された高度感満点の岩場だった。その先もほぼ中間の前笈ヶ岳までは、標高差900m以上の緩むことのない細く急な尾根が続く。久しぶりの急登に心拍数が直ぐに限界を越える。 ・前笈ヶ岳から頂上までは、標高差300mしかないのに激しいアップダウンが続くが、谷を挟んで聳える笈ヶ岳や白山などの展望を眺めながらの歩きなので、気が紛れる。先行の男性とは、追い付いた避難小屋の前と頂上でゆっくりとお喋り。同じ三百名山巡りだったが、北海道の山は、カムエクとペテガリと神威岳が残っているらしい。 ・頂上は一等三角点の山らしい大展望が広がり、隣の迫力ある笈ヶ岳とより近くなった白山が印象的。 |
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桂橋のそばの登山口 |
大畠谷に架かる吊り橋とその先の岩峰への梯子場 |
稜線手前から前笈ヶ岳を望む |
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ヒバ科クロベの巨木 |
谷を挟んで聳える笈ヶ岳と左上に覗く白山 |
北海道で目にするより1.5倍もの大きさのツルリンドウの実 |
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雪の崩落斜面の深い谷とと大門山(中央) |
頂上から望む笈ヶ岳と白山 |
登山道を覆うナナカマドのトンネル |