6:00 函館発 8:00 上ノ沢右股林道二股支線 終点付近(車デポ)
12:00 湯ノ岱温泉保養センター(入浴) |
さらに先には地図上にない林道跡が続いているが、北東尾根に向かっている地図上の林道終点を目指してスタート。笹で覆われている林道跡には、Ko玉さんたちが帰りの目印に折った笹が残っている。しかし、林道終点付近から目の前に見える北東尾根を目指して、どこを登ったのかあちこち探したが痕跡はない。そこで、北東尾根に突き上げている小沢に取り付く(2)。
小沢を登っていくと二股にぶつかる。そこから藪の薄い中尾根に取り付いて、北東尾根を目指す(3)。 |
中尾根から北東尾根に乗ったら、ネマガリダケの藪になる。情報から予想していたネマガリダケの藪は背丈も高く、予想以上の濃密さであった。しかし、尾根に乗った後は、再び彼らの目印として折ったタケが再び現れる。それを彼らのメッセージとして受け止めて、それを手がかりに、まったく展望のない中を掻き分けて進んでいく。途中でダケカンバの幹に登ったときだけ、唯一頂上方向の様子が分かった(4)。 折ってあるタケのお陰で、ルートファンディングに苦労しなくて済んだことや微かに掻き分けた跡もあり、彼らが1時間50分要したところを1時間15分で、やはり藪中の頂上へ到着(5)。 |
彼らから「いくら探しても三角点は見つからなかった」と聞いていたので、ちょっと探しては見たが、無駄な努力はしなかった。周りは背丈を遙かに越すタケ藪なので展望もない。そばのダケカンバに登ったら、南側の尖った七ッ岳とその右側に大千軒岳が見えた(6)。
下って行って、折れたタケが見えなくなったので、GPSで確認したら、尾根を下り過ぎていたことに気づく。藪から抜けて源頭部分をトラバースして、登ってきた中尾根に戻る。5分ほど休んで下山開始。途中で藪から抜けて北西側を望むと大岳(左)と赤岳(右)と思われる二つのピークが見えた(7)。 |
車デポ地点のすぐ手前から大赤岳沼を目指そうと思ったら、地図がない。藪中で落としたらしい。GPSに入れてきた沼のポイントだけが手がかりである。そちらの方向に続く踏み跡か小沢か良く判らないような地形を繋いで行くと、林道跡に出る。それを進んでみたが、沼から離れていくので、少し戻って藪を漕いだら、目の前にこじんまりとした明るい沼が現れる(8)。 周りのどこにも踏み跡がないところを見ると、この沼を訪れる人もいないのであろう。GPSトラックログを頼りに来たルートを戻ってゴールイン。トータルで、3時間弱の藪山山行であった。 |