笈ヶ岳(おいずるがだけ)(1841m) <岐阜県/富山県/石川県> (日本二百名山) 10,4、25 |
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冬瓜山(かもうりやま)から望む笈ヶ岳頂上 |
白山をバックの頂上 |
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・今回の山旅で最も楽しみにしていた山が、これ以上はないと思われる天候に恵まれ、期待に違わない大満足の1山だった。笈ヶ岳・・・頂上は岐阜県・富山県・石川県の3県に跨っているニ百名山。登山道はないが、かつては白山信仰の修行僧が登っていたらしく、三角点埋設の際に仏像や刀剣などが出土した信仰の山だったとのこと。深田久弥も百名山に入れたかった(未登頂の為)と言うだけあって、白山の北方稜線の山々の中でもでもひときわ目立つ山。昨秋南隣の大笠山から眺めながら登ったが、雄大且つ荒々しい山である。「笈」を背負った修験者に似た特徴ある山容が、山名の由来のようだ。残雪期に賑わう山である。 ・中宮側から、ジライ谷〜冬瓜山〜シリタカ山を経由する長大な南西尾根を登り、下りは、シリタカ山と冬瓜山をパスして、下の冬瓜平を通った。ちょうどタイミング良く、昨日からこのコースの登山口となる白山自然保護センター中宮展示館まで車で入れるようになり、覚悟していた往復8kmの歩きが不要となった。 ・ネット上での記録は10時間以上のものがほとんど。気合いを入れて5時には発とうと思って登山口へ行ったら、すでに20台以上の車にびっくり。登りの核心部はジライ谷左岸尾根のワイルドな急登と冬瓜山への登りとナイフリッジの岩稜。1500mから雪がびっしり。この岩尾根と堅い雪はスパイク長靴が功を奏したが、長靴は自分だけで追い越すたびに注目の的だった。結果的に30人ほどを全員抜いて一番乗り。最後に追い付いた京都の男性がほぼ同じペースなので、冬瓜山からの登りと下山まで同行した。 ・初めて白山を背にして登った。展望もこれまでで最もくっきりし、北アルプスが山座同定できるほどであった。下の方はカタクリと青花キクザキイチゲの群落が続き、ジライ谷左岸尾根は北海道では見られないイワウチワが咲き乱れていた。下山も一番先だった。 |
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ジライ谷左岸の急な岩尾根を登る・・・下山後中宮温泉から撮影 |
ジライ谷左岸尾根1271地点から冬瓜山を望む |
冬瓜山のナイフリッジの岩峰・・・私は低い姿勢で通過 |
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県境尾根(石川県/岐阜県)への合流地点から頂上を望む |
県境尾根からシリタカ山(左)と冬瓜山(右)を見下ろす |
頂上から昨秋に登った北隣の大笠山を望む |
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頂上から昨秋登った人形山とその奧に北アルプス |
シリタカ山の手前から冬瓜平へ下る |
ジライ谷左岸尾根に群生していたイワウチワ |
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初めて目にした赤紫色のキクザキイチゲ |
野猿公園付近で目にしたニホンザル |
ネコノメソウの群生 |