雄鉾岳 (999m)E
 八雲WVコース  6名 07,10,14
98,5,24の単独2回目の雄鉾岳へ
00,10,30の「30名のHYMLオフミ登山
すっきりとした天候には恵まれなかったが、ネットで繋がってる山仲間6名でのオフミ登山を楽しむ
 

5:00 函館発
登山地点下山
 7:00
 7:45
 9:10
10:10
10:40
----
10:55
登山口 
雄鉾沢出会い
水 場
ルンゼ下
海見平
 〃 (昼食)
頂 上
15:00
14:15
13:20
12:40
11:50
(11:15)
11:05
[3:55]所要時間[3:20]
15:20 八雲温泉・おぼこ荘(入浴)
18:00 帰宅
 この雄鉾岳(おぼこだけ)は、東面に岩壁を巡らせた険しい山容(1)荒々しい沢を源頭まで詰めての大岩壁の下のトラバース、固定ロープを頼ってのルンゼ登降など飽きることのないワイルドな登山ルート・・・見て良し、登って良しの道南の名峰で、好きな山のひとつである。

 5回目、7年ぶりの再訪となる今回は、ネットで繋がっている6名(2)・・・私の山の元祖師匠で海外トレッキング仲間でもあるyamaさん山道楽さん、さらにマンタンさんヨッシ〜さん札幌のhirokoさん(ハンドルネームをクリックすればそれぞれのブログへ繋がります。それぞれの感性によるアップが楽しみ!)・・・のオフミ登山である。この山は、20代の頃同じ職場だったyamaさんに連れられて初めて登った懐かしい思い出の山でもある。

 森の道の駅で4人が合流し、さらに登山口で全員が揃う。数回の渡渉に備えて長靴姿でスタート。しかし、結局は必要ない水量で、最初の渡渉地点を越えたところで、スパイク長靴の私以外は全員登山靴に履き替える。この山が初めてのメンバーが3人いるのと足場も悪いのでゆったりペースで進む。

 大雨による流域の大崩壊で登山コースがすっかり様変わりしたばかりの7年前に比べて、踏み跡がかなり明確になっていてルートファンディングも容易になっていた。石を伝いながらの渡渉を繰り返して遡って行くと(3)沢の正面に大岩壁が迫力ある姿で迎えてくれる(4)

 2時間少々で、最終水場に到着。頭上には大岩壁が迫ってくる(5)さらに、急な涸れ沢状態の沢地形を源頭まで登り詰めると、紅葉に彩られた大岩壁の真下に出る。そこから岩壁の根元をトラバースしながらルンゼの下へ向かう(6)

 やがて、このコースの核心部とも言える急なルンゼ登りである。固定ロープを頼りに登っていくと、今年落ちたと思われる倒木に塞がれている。知恵の輪潜りのような感じでそこを抜けると、今度は足場のない岩登りが待っていた(7)みんなで助け合いながら、なんとかそこを突破する。その間、15分ほどであろうか?下山してきたグループが快く待っていてくれた。



 ルンゼを抜けると、それまでの荒々しさが嘘のような笹藪に覆われた海見平へ飛び出す。日本海と太平洋の両方が国内で最も近い距離で目に飛び込んでくる場所だ。曇り空の下なので、すっきりとはしないが周りの眺望はなんとか見える。

 笹藪の中のきれいに刈り払われた道を15分ほどで頂上へ到着。風が強く寒いこともあり、頂上から西峰と割れ岩、さらにはその奥の遊楽部をカメラに収め(8)、記念写真を撮って(9)そそくさと下山。

 風の当たらないルンゼ上の海見平まで戻って、昼食タイムとする(10)オフミ登山の楽しいひとときである。



登りで苦労したルンゼは下りの方が心配だ。ロープを頼りの後ろ向きになっての慣れない下りで、2名が足が吊って心配したが、その後、再発することもなく、無事に登山口到着。

 この山の下山後の楽しみは、おぼこ荘の温泉である。ゆったりと湯に浸かり、疲れを癒す。

 札幌まで帰るhirokoさんと別れを惜しみ、地元組は私の車で森の道の駅まで戻り、解散。今度は、泊まりがけでのオフミでの再会を約して解散する。

<おまけの一枚>(12) 
 朝、八雲へ向かう途中から撮った駒ヶ岳の横から登る朝日・・・写真もプロ並みのマンタンさんが見つけて、車を止めてみんなでパチリ!


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