小花井山(418.4m)<豊浦町>幌萌山(624.8m) <洞爺湖町>
 単独 14、7,24
豊浦町や洞爺湖町を通るたびに目にしている二つの山へ

5:30 自宅発
小花井山
8:00 NTT管理道路入口
登山
地 点
下山
8:10
8:35
8:45
管理道路入口
頂 上
奥のアンテナ群
9:15
----
8:45
[0:35]
所要時間
[0:30]
GPSトラックログ

幌萌山
登山
地 点
下山
9:30
9:40
ホテル駐車場
頂 上
10:05
 9:55
[0:10
所要時間
[0:10]
国道37号線の静狩峠を越えて豊浦町へ下って行くと、正面に見えてくるアンテナを林立させている山が小花井山で、その後に見える、山頂にウィンザーホテルを乗せている山が幌萌山だ(1)

 南日高の楽古岳と神威岳目的で移動途中に寄れる山はないかといろいろ情報を集めていたら、この2つの山が見つかった。小花井山は地図上に山名も頂上までの管理道路も載っている。一方2008年のサミット会場となったウィンザーホテルの乗っかった山は、地形図には載っていないが、幌萌山という名前があることと一等三角点の山だということが分かり、立ち寄ることにした。

○アンテナ山の小花井山(おばないやま)

 豊浦市街地の後ろのアンテナ山である。アンテナ群があるということはその管理道路がある。札幌方面へ向かうときにいつも豊浦から国道230号線へ抜ける道を通るが、この山の頂上の西側の農家の敷地にその管理道路の入口があった(2)

 ロープが張られていたので、その入口に車を停めてスタート。紅白のポールの距離表示標識があるということは、NTT管理道路らしい(3)これによると、頂上まで1650mあるようだ。
 



 登って行くと、西側の展望は広がって、豊浦市街地の上の海岸段丘上に広がる畑地と噴火湾の眺めがきれいだった(4)。管理道路は、山の北側へ回り込むように続き、振り返ると、北側には昆布岳〜ニセコアンヌプリ〜羊蹄山の連なりが見えたが、いずれも山頂付近は雲で覆われていた(5)


道路やその両側にはウツボグサがやたらと目についた(7)。やがて、アンテナ群が見えてくる(8)その先で、道路の分岐があった。右側があまり車が通っていないようだが、頂上へ繋がっているようなので、そちらへ向かった。


 頂上のアンテナはNTT無線局だったが、鉄柵で囲まれていて、門扉も施錠されていた(9)
ここには三等三角点(点名・東小花井)があるはずだが、てっきりその鉄柵の中だと思い、探すことはしなかった。ところが、ブログを見た読者から、「三角点は鉄柵の中ではなく、すぐそばの薮中にあります」とのコメントをいただいた。帰宅後、検索してみたら、4件ほどの記録があったが、いずれも三角点を写真に収めていた・・・残念!

分岐まで戻って、頻繁に車が入っているらしい奥の道路を進んでみた。途中からこの後に行く幌萌山とウィンザーホテルが見えた(10)。行き止まりには北海道開発局(11)やKDDI他のアンテナが建っていた。

○みごとな展望の幌萌山(ポロモイサン)

 2008年のサミット会場になった「ザ・ウィンザーホテル洞爺」が建つ山だ。今までは下から眺めているだけだったが、駐車場に車を停めて近くから眺めたら、実に大きなゴージャスなホテルだった(1)
 このホテルの前身は、「ホテルエイペックス洞爺」で、北海道拓殖銀行(当時)による乱脈投資の舞台となり、同行経営破綻後の1998年(平成10年)に廃業した。当時、拓銀の経営破綻とともにバブルの負の遺産の象徴として洞爺湖を見下ろすホテルの映像が常に使われた。 2002年(平成14年)に営業を再開している。そして、2008年の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)会場になったことから(2)(写真はホテルの洞爺湖側のテラス)、すっかり有名になり、見事に蘇っているようだ。
 
頂上はこのホテルの奥にあるので、噴火湾を見下ろすゴルフ場との間の道を進む(3)


 ホテルを回り込むと、良頂上は一段高い展望台になっていて、一等三角点(点名・幌内山)のそばに山頂標識も建っていた(4)それによると、ポロモイ山の由来は、「(洞爺湖の)大きな入江」によるとのこと。そういえば、洞爺湖畔にポロモイという地名がある。
 ホテルの洞爺湖側からは洞爺湖が見える(5)


 南側には、有珠山と有珠付近から室蘭にかけての海岸線の展望も広がる(6)。北側には羊蹄山と尻別岳も見える(7)・・・さすが、ホテルもこれらの展望を売りにしているだけに、一等三角点らしいすばらしい展望の山だった。

★この後、有珠山の外輪山である三等三角点名が「貯金山」(243m) という珍名山を目指した。地図上には頂上まで道が記載されていたが、背丈を超えるほどの薮が酷くて途中撤退。山が近くなったら、道の痕跡すら見当たらず。残雪期にリベンジ予定。
下山後、伊達温泉で汚れを落とし、室蘭のHYML仲間が経営するなかよしラーメン工大前店で昼食を食べ、浦河まで走った。





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