雄阿寒岳(1371m) B
  [阿寒湖畔コース]    単独 16,9,12
04,6,05「オクルシべコース」
94,8,06「阿寒湖畔コース

12年ぶり3回目の目的は、8合目手前からの阿寒湖を挟んだ雌阿寒岳の写真
5:15 公共駐車場発0 
登山  地点下山
5:30
7:00
8:35
登山口
4合目
頂 上
11:15
 9:55
 9:00
[3:05]所要時間[2:15]


阿寒湖のそばに聳えるこの山は(1)回目となる。 最初は94年で今回と同じコースだが、2回目は、今は廃道になっている深田久弥氏も登ったオクルシベコース。それも、すでに12年経過していた。

 今回の目的は、8合目手前から開ける雌阿寒岳と阿寒湖が入った写真と頂上からのペンケトーとパンケトーの写真だった。だが、登山口には、「倒木の影響で通行禁止」の案内がぶら下がっていた(2)しかし、倒木は命に関係ないので、自己責任で進んだ。今回の目的だった雌阿寒岳が見えなかったので途中で戻った前日は、15人ほどが登っていたし、倒木の処理がなされていて、どこが安全でないのか分からなかった。。


 1日待った甲斐があり、朝から好天に恵まれた。登山口からすぐに太郎湖。湖とは言っても、阿寒湖から流れ出す阿寒川の途中の広い場所と言った感じだ(3)
 やがて、林床の岩が一面苔で覆われた針葉樹林へと入って行く。深山の雰囲気が漂って好きな光景だ(4)
 下の方は、急斜面を大ききなジグザクの道が続く。やがて、急な直登に近い登りが続く。


エゾトリカブトが非常に多く目に付く(5)。急な登りが続き、前日に雌阿寒岳が見えそうもないので戻ったほぼ中間地点を過ぎた辺りに4合目の標識。それには、「半分以上クリアしました。ここから5合目でがガマン所」と書かれていた(6)
 

 4合目を越えて登って行くと、遮るもののない反対側に雌阿寒岳が姿を現した(7)やがて、ハイマツ帯へ入って行く。その途中に実質的な8合目の「五合目」標識(8)。このように書くなら、正規の合目標識を設置し直した方がよいのではないかとおもうのだが・・・。 6号の後は、頂上までの7,8,9合目が5分〜10分ほどで次々と現れる。


 8合目の手前で、阿寒湖を挟んだ雌阿寒岳の展望が広がる。今回の目的は出版のためのこの画像だった自作自演で何枚も撮った中の1枚(9)
 トレイルランで、途中で追い抜いて行った若者が戻ってきて、「ここが一番の良い眺めですね」と言って、駈け下りて行った。


8合目には、昭和19年から21年まで、常駐の観測員がいた気象観測所跡の門が建っている(10)。そこからハイマツに覆われた複雑な地形となる頂上までを眺める(11)
 

 頂上手前にある一番大きな火口跡(12)。それを左手に見てひと登りすると、誰もいない12年ぶりの頂上だった(13)知床方面の山は、その手前の雲に遮られて見えなかった。



この画像も改めて欲しかったペンケトー(上流の湖)とパンケトー(下流の湖)(14) 

 25分ほど休んで下山開始。4合目付近までで、5人ほどと出会ったが、最後に登ってきた女性から「坂口さんですよね」と挨拶される。なんと、17年前に芦別岳の本谷コースを一緒に登った富良野山歩くらぶのMiさんだった。いつも拙サイトを見ていてくれてるとのことで、非常に懐かしい感激の再会だった。しばし、当時の仲間の様子を聞いてお喋りをした。


 林床を覆う苔のアップ、大きなのが調べたが名称不明の苔(でないのかな?)、その手前の小さいのがスギゴケ(15)。
 下山時に立ち寄った次郎湖。この湖は入り込む川も流れ出る川ない静な湖だ(16)。

下山したら、またまた感激の間接的な再会が待っていた。車の運転席の窓に、HYML仲間のたに@おたるさんからのメモが挟まれていた(17)
 前日のブログへコメントで、こちらの方へ自転車旅に来ていたことは知っていたが、その途中で、わざわざ登山口へ寄ってくれたらしい。うれしい気遣いに、またまた感激。

 12年ぶり、3回目の雄阿寒岳だったが、目的を達成することができて、うれしい出会いもあり、大満足だった。

 下山後、翌日予定の中頓別町の敏音知山(ピンネシリ山)を目指して北上。紋別の温泉・紋太の湯まで走って、そこの駐車場で車中泊。 















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