10,11目 12/15〜16、 午前中、クライストチャーチの市内散策を楽しみ、シドニー経由で帰国の途へ

クライストチャーチ市内散策(9:40〜13:00) 
ホテル13:15〜13:45クライストチャーチ空港15:35〜16:50シドニー空港22:05〜06:10成田空港羽田空港9:45〜11:20新千歳空港


市の中心地大聖堂広場にあるネオゴシック建築のクライストチャーチ教会。
前ではコンサートやフリーマーケットが開かれていた

「追憶の橋」〜第一次世界大戦当時、戦場に向かう兵士達が
家族や友人に見送られながらこの橋を渡ったと言う慰霊の意
     味を込めたアーチ型の門
 ニュージランドの旅の最後は、ツアーリーダー丹羽さんの案内で、午前中のクライストチャーチの市内散策となった。

 クライストチャーチという名前はイギリス・オックスフォード大学のクライストチャーチ・カレッジに由来するらしい。市名が示すとおり、市の中心には19世紀に建てられたネオゴシック建築のキリスト教聖公会(イングランド国教会)の聖堂「クライストチャーチ大聖堂」がある。

  緑溢れる広大な公園を持つ美しい街並みは「イングランド以外で最もイングランドらしい町」、「ガーデンシティ(庭の町)」と称される。街中いたるところに緑や庭園があふれ、どの家も広い庭を持っていて、とてもきれいな街並みだった。

 


19世紀に建てられたネオゴシック建築の大学

見たこともない種類の巨木が目立つ広い植物園

クリスマスを意識した植物園の温室

フリーマーケット

石像を意識した道化師のパフォーマンス

街の中心街をぐるっと回るガイド付きの観光電車


狭い道に路面電車が通り、オープンカフェが並ぶ
 広大な植物園やメインストリートの散策を楽しんだ。この旅のメインは、ネイチャートレッキングではあったが、非常に歴史と自然を大切にした素敵な街並みの雰囲気を楽しむことができた。

○帰国の途に

 いよいよ正味9日間に渡るニュージーランドの旅も終わりである。ホテルからバスでクライストチャーチ空港へ。さらにシドニー経由で日本への帰路に着いた。

 夕食、夜食、朝食の3回もの機内食を楽しんで、夜明けの成田空港に到着。さらに、リムジンバスで羽田空港へ向かい、最後のフライトで新千歳空港へ飛んだ。向こうは夏だったのに、赤道を越えて、わずか15時間足らずで、雪の積もった北海道に着いて、現実に戻った感じであった。

 11日間お世話になったツアーリーダーと他の9名の仲間と別れ、さらに、函館までの車の運転を5時間、夢のような楽しい旅は終わった。




エピローグ

 初の南半球の旅となった「世界一美しい散歩道世界遺産ミルフォードトラック&マントクック11日間」のトレッキング・・・・中盤から後半に掛けてずっと雨模様で、期待していたマッキンノン峠、フィヨルドのマイターピーク、NZ最高峰のMtクックはその全容を見ることが出来なかったが、それを除いても、十分新しい発見や感動の多い旅となった。

○ ツアーリーダーのNi女史をはじめとする12名のツアーメンバーは、全員、とても気持ちの良い方ばかりであったこと。

○ ミルフォードトラックは、1888年にこのトレッキングルートを開拓して以来、120年もの長い間、本格的なトレッキングコースとして保護・整備され、世界各地からのトレッカーを迎え入れていることへの感動。

○ 氷河によって作られた蒼く澄んだ数々の湖、静寂に包まれた入り江、湖面から垂直に切り立つ山々、亜熱帯を思わせる手付かずの苔やシダに覆われた原生林、U字渓谷の岩肌、雨が降ったがゆえによりその迫力を増した姿を呈してくれた滝の数々・・・・、氷河の力の偉大さ、初めて見たミルフォードサウンドのフィヨルド地形の迫力にも大感動。

○ 山小屋とは思えない施設の快適さと料理の豪華さと美味しさはともに、これまでの海外トレッキングで最高であった。

○ 低い標高にもかかわらず、これまでのネパールヒマラヤやヨーロッパアルプスの3000〜4000m地点にいるような錯覚を起こす景観と氷河に覆われた山々、氷河の末端と氷河湖・・・。

○ 自然景観だけでなく、街並みも自然や庭園と実によくマッチして、都会以外は高層建築がなく、非常に落ち着いた雰囲気であった。

○ ツアー客で日本人が最も多いことにもびっくりしたが、その影響なのか、現地ガイドやホテルの従業員、店員など日本人があちこちで働いていることにも驚いたし、車のほとんどが日本車で、遠いけど非常に身近に感じる国であった。 


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