東ヌプカウシヌプリ(1252m)
12:10 西クマネシリ登山口
登山 | 地点 | 下山 |
13:40
14:30
14:50 |
登山口
頂 上
ロックガーデン |
15:40
15:00
14:50 |
[1:10] | 所要時間 | [0:50] |
16:00 上士幌ふれあいプラザ(入浴)
19:00 糠平故郷駐車場(泊)
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十勝平野の北西に尽きる辺りに、西ヌプカウシヌプリと夫婦山のように並んでいる山の右側が、この東ヌプカウシヌプリである(下山後撮影)(1)。ヌプカウシヌプリは、アイヌ語の「野の上にいる山の意」。両方の山の間の白樺峠が登山口である。この山は、北海道百名山巡りをしていた頃の96年に登り、15年後の11年の秋に再訪している。
今回は「山楽紀行」への掲載の取材を兼ねての3回目の訪問となった。早朝に登るつもりだったが、低いガスに覆われていたので、先におっぱい山の西クマとピリベツ岳に登って、こちらへ移動した。
登山口は、すでに900mにある白樺峠である。道路の両側に駐車帯があり、そこに車を停める。先行者の車が3台ほどあった。
登山口付近の草原には、ヒオウギアヤメが咲いていた。そこから山頂を眺める(2)。
草原を抜けると、アカエゾマツとトドマツの混じる針葉樹林へと入って行く。ところが、一帯が物凄い倒木に覆われていて驚く(3)。処理しきれないで、それらをかわして新しい登山道が付けられているところもあった。
倒木の下を潜って歩けるように処理しているところも(4)。処理の状況から見ると、今春か昨秋の倒木のような感じだ。 この倒木のせいで、この山で最も好きな針葉樹林帯の中の苔むした、薄暗く、しっとりとした盆栽風の庭園状の斜面が少なくなった気がする(5)。
やがて、斜度が急になり、岩のゴロゴロした道を登って行く(6)。頂上が近くなると、斜度が緩み、明るいダケカンバ林の稜線となる(7)。
花も多く目にするようになる。マルバシモツケ(8)、ハクサンシャクナゲ(9)、タカネバラ(10)。
50分で頂上へ到着。ここの二等三角点の名前は「奴深牛(ぬぷかうし)」である(11)。本来であれば、「十勝平野の展望台」のはずだが、もやっていて、近いところしか見えないのが残念(12)。
頂上から南に続く踏み跡を辿って行くと、南斜面にロックガーデンがある。1輪だけエゾスカシユリが咲いていた(13)。
下山後、山の姿も見たくて、士幌経由で上士幌健康増進センターふれあいプラザの温泉に入って、ブログを打った。翌日は、花見山行の銀泉台から赤岳〜小泉岳南斜面の予定なので、コンビニで食料とビールを仕入れて、車中泊場所の糠平公共駐車場まで走った。