3:00 音更発
5:15 ヌプントムラウシ温泉
登山 | 地点 | 下山 |
5:30
6:25
7:40
8:15
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8:30
9:05
10:35 |
登山口
尾根取り付き
沼ノ原山分岐
沼ノ原山(発)
〃 (着)
沼ノ原分岐
クチャンベツコース分岐
大沼
五色の水
五色ヶ原(1780m地点) |
15:25
14:50
13:55
14:05
13:40
13:25
13:00
12:45
12:20
11:05 |
[5:05] | 所要時間 | [4:20] |
16:45 くったり温泉・レイクイン(入浴)
18:30 音更着 |
これまで表大雪のほとんどの山やルートを歩いているが、まだ、沼ノ原を見ていなかった。ここだけであれば、クチャンベツ登山口から登れば1時間ほどで行けるのだが、これまでたびたび通行止めとなって行けなかったヌプントムラウシ温泉を見ることと沼ノ原山に登ることを合わせてあまり歩かれることの少ないヌプントムラウシ温泉コースを選ぶ。さらに、五色ヶ原を通り、時間的余裕があれば五色岳までの計画で出掛ける。
トムラウシ温泉へ向かう十勝川沿いの道路を走り、トムラウシ温泉9km手前の曙橋からヌプントムラウシ林道を13kmほど走ると、ログハウスのヌプン小屋とトイレが建っている。
その先の川を渡ったところに源泉と脱衣場と浴槽だけの温泉がある(1)。はじめ、その駐車場を登山口を勘違いして、川の丸木橋を渡り、温泉と凄い勢いで湧き出ている源泉を覗いて、踏み跡を歩き始めたが、人の歩いた形跡がないので、ふと対岸を見るとまだ林道が続いている。車のところまで戻り、その先の林道を1kmほど走ると、入山ポストが設置された登山口標識が立っている。入山届けを見ると、これまであまり人が入っていないようで、私の前は7/18と7/25もともに知人のHYMLのメンバーである。
まずは登山口から川岸に下り、ヌプントムラウシ川に架かる丸木橋を渡るところから始まる(2)。恐る恐る渡り終え、少し戻って北側から合流する支流の沢沿いの登山道へ入る。
両側が崖で切り立った暗い沢である(3)。踏み跡を覆う朝露で濡れたフキやさわるとかゆいイラクサを掻き分けながらの沢沿いの歩きである。2箇所ほど二股にぶつかるが、赤いテープが多数ついているので迷う心配はない。50分ほど進むと、倒木に赤いペンキで「右へ」と書かれた地点にぶつかる。そこから尾根に取り付く急斜面である。設置されているロープを頼りに5分で尾根に乗る。
尾根に乗ると、エゾマツやトドマツ林の中にそこまでの沢沿いの踏み跡からは予想できないほどの立派な登山道が続いている(4)。どんどん高度を上げていくと、平坦な地形となり、右側は源頭地形の深い崖となっている。
1150m付近から急登となり、沼ノ原山の南側から巻くように沼ノ原山の西側をトラバースしながら高度を上げていく。周りはいつの間にかダケカンバ林となっているが、ガスで遠望はまったくない。足下に現れだしたチシマフウロ、ウメバチソウ、ハイオトギリなどの花々だけが楽しみである。
やがて、沼ノ原山への踏み跡の分岐へ到着するが、晴れる可能性の強い帰りに登ることにして、そのまま通過する。そこから20分ほどで、ガスの中に高層湿原独特の矮生のアカエゾマツが見えだし、どこを歩いていいのか分からない湿地へぶつかる。縁を回るように進むと、石狩岳からの分岐である。晴れていれば、この辺りか沼ノ原湿原が一望できるはずなのであろう。
さらに15分ほどで、クチャンベツ登山口からの分岐である。
そこから沼が多数あるらしいが、濃いガスでよく見えないまま(5)、ここも足下に咲く、
モウセンゴケ(6)、ツルコケモモ(7)、タチキボウシ(8)などの花々を楽しみながら、木道の上を辿る。
さらに15分で大沼へ到着する。テントはひと張りもなかったし、沼の対岸も見えない状態である。大沼から木道に戻ったところで、クチャンベツから登ってきたという初めて女性二人連れに出会う。
帰りの天候回復を願いながら、見える範囲の眺望を楽しみながら木道をひたすら辿る。やがて、湿原を抜け、五色の水場へ到着する。その先は五色ヶ原への急斜面となる。