ニセイカウシュッペ山(1878.9m)C 
<中越コース>  単独 16,7,14
10年ぶりの再訪で、花と展望を楽しんだ
B06,9,26の「紅葉登山」(5名)へ
A99,8,1の「ニセイカウシュッペ」(5名)へ
@96,7,20の「平山〜ニセカウ」(単独)へ
5:30 層雲峡発
6:20〜7:20 登山口で天候待ち
登山
地点
下山
7:20
9:00
10:15
登山口
見晴台
頂 上
12:10
11:20
10:35
[2:55]所要時間[1:35]
14:30 遊湯ぴっぷ(入浴)
18:00 旭川道の駅(泊)

表大雪と石狩川を挟んで対峙する「表大雪の展望台」的な山である。山名はアイヌ語に由来し、「断崖絶壁の上にある山」の意で、層雲峡の崖上にその姿を仰ぎ見ることに因るのであろう。

 この山に最初に登ったのは、まだ層雲峡からの長い清川コースしかなく、「平山からの吊尾根を越えて往復した方が近い」と言われて、単独で、当時あまり歩く人のいなかった平山からの吊り尾根を通称アンギラスと呼ばれている岩稜の無名峰を越えてピストンした96年で、その3年後に中越コースができた翌年に登っている。さらに、06年には、栃木から大雪紅葉登山にやってきた3人のうち日本百名山をすでに完登している2人の希望で日本三百名山に選ばれているこの山へ、前日の高原沼巡りに続いて、案内方々登ったのが最後だった。すでに10年の月日が流れているので、写真撮り目的で4回目の再訪となった。
 
 朝、層雲峡を発ち、上川町市街地手前から国道333号を北見峠に向かって走ると、中越駅の少し手前右に目立つ標識が立っている。そこから登山口まで14kmほどの林道を走る。途中に鍵の掛かったゲートがあるので、前日に電話で上川森林事務所に聞いておいた。

 1100m地点にある登山口へ着いたら周りがガスで覆われている。今回の目的は写真撮りなので展望が良くなくてはいけない。先行者の本州ナンバーの車が2台あったが、ガスが取れるのを待って1時間ほど待機する。回復の兆しが見えたので、登山口をスタート。頂上までは5.5kmと表示されている(1)


 大槍の手前までは広く整備された緩やかな尾根の上の道を坦々と登っていく。周りはシラカバやミヤマカエデの新緑が美しい(2)
 1500mを越えると、ガスが取れ始め、正面に頂上が姿を現す(3)


「見晴台」の手前まで来ると、ガスの中から頂上(左)と荒々しい大槍が姿を現した。斜里町の女性をいれて、欲しかったアングルの写真を摂ることができた(4)


さらに、ガスの中から小槍も姿を現した(5)。「見晴台」からは、層雲峡を挟んで、まだ手前のガスが取れない表大雪の山々の大展望が広がる(5)


 左上にはコルまで残雪を詰めた頂上がくっきりと見えて来た(6)。右手には、大槍から天を突く小槍までの尾根も姿を現す。昔はここに朝陽山経由の登山道があったそうだが今は廃道になっている(7)
 


1743コブをトラバースする辺りから花が多くなる。左斜面には花畑が広がっている(8)。大槍斜面への登りは、道の両側がシナノキンバイを中心とした花で彩られている(9)


ヨツバシオガマ(10)、カラマツソウ(11)、アノツガザクラ(12)


青空に向かって咲くエゾノツガザクラ(13)。チングルマやエゾノハクサンイチゲの向こうにそびえるアンギラス(14)。


大槍を北側から眺める。後ろは表大雪(15)、その左奥には石狩連峰が見える(16)

頂上から表大雪を眺める(17)
 


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