見晴山(417m)・日進山(190m)・名寄山(161m)・三角山(346m) <名寄市>
4名&2名 14、6,29
北海道の名前のある山を登りつくそうとしているKo玉さんと合流し、名寄の低山巡りを楽しんだ

見晴山<北尾根コース>
 
6:20 下川町万里の長城駐車場
登山
地 点
下山
7:45
8:05
---
8:35
林道終点
作業道跡終点
崖下
頂上
9:55
9:35
9:25
9:20
[0:50]
所要時間
[0:35]


 この山は、名寄市郊外の東側に位置する山で、垂直に切り立った岩壁を巡らせたロッククライミングのフィールドになっている(1)
 道内の名前のある山(1300山以上)全て踏破という前人未到の快挙まであと26山という札幌のKo玉さんに付き合って、やはり札幌のSaさんとIkkoさんと4人で登った。
 初めは、新生川沿いの採石場の奥の道へ入ってみたが、東面はものすごい急斜面で登山道らしきものは見当たらなかった。戻って、西側の方へ入れそうな道があったので、そちらへ移動。
 案の定、農道終点の奥に林道跡が続いていた。その道を辿る。ロッククライミングのフィールドということは登山道があるだろうと思っていた。しかし、その林道跡の終点の先は微かな踏み跡があるだけで、間違って進んで戻ったりした。北側の尾根から回り込むように、林の中の微かな踏み跡を辿った(2)
 

 ほとんど薮漕ぎ状態だったのにもかかわらず、頂上手前の平らな所は裸地になっていて、クライマーが使う椅子?があり(3)岩にはハーケンなどが打ち込まれている。
 そのすぐ奥が岩が露出し、足元からすっぱり切れ落ちた頂上だった。さすが見晴山と言うだけに見事な展望が広がっていた。名寄市街地がきれいに見える(4)
 頂上の岩にも、ハーケンなどが打ち込まれ、裸地が広がり、かなり利用頻度が高かった痕跡が認められる。しかし、登山道の状況からすると、最近はあまり利用されていないのかも知れない。


 ポカポカ陽気の下、快適な展望を楽しみながら45分ほどものんびり過ごした(5)。今の割れ目にはイワキンバイが咲いていた(6)


 頂上までの道ははっきりしないのに、岩壁の下へ下りる道は非常にはっきりしている。下山はその道を下って岩壁の下へ下りてみた。垂直やオーバーハングしている岩もあり、あちこちにハーケンなどが打ち込まれていた(7,8)
 しかし、その下からの道も踏み跡もなかったので、薄い薮漕ぎで林道跡の終点を目指して下山した。

 下山してもまだ10:00、目的を達したKo玉さんとSaさんは、これで帰ると言う。物足りなく感じていたIKKOさんの提案で、名寄市内の簡単に登れそうな低山巡りをすることになった。彼はきちんと下調べをしてきていた。これらもすべて、Ko玉さんは踏破済みの山だ。



日進山

この山のふもとに名寄市健康の森が広がっている。山の方にも遊歩道が整備されている。

 その遊歩道の入口に車を置いて、山頂に一番近い車道を登っていったら(1)、なぜか、山頂に人家があった(2)下から見上げた時に頂上部分に赤い屋根が見えたので、何かの施設だと思っていたが、それはこの人家だったのだ。
 
 三等三角点があるはずなので、あちこち探していたら、「他人の土地へ入ってきて何している!」と叱られた。健康の森の頂上がまさか私有地だとは思わなかった・・・謝って、早々に退散。






  しかし、その人家の前の頂上からの名寄市街地方面の展望が素晴らしかった(3)
 戻って、途中から遊歩道へと入ってみた。その先には風車公園があり、そこには、「希望の灯の搭」が立っていた(4)
 この塔は、名寄市開基90周年、市制施行35周年記念事業の一環として建立されているが、風エネルギーの有効活用による風車発電の世界の代表的なメーカー「ヤコフ風車」「シャウヘルハーカー風車」と並ぶ「山田風車」の開発者・山田基博氏の功績をたたえてのもの。山田氏は、大正7年名寄市緑丘生まれ。独学で風力発電の基礎知識を習得、試行錯誤を繰り返しながらも、昭和6年日本で初めての「風力発電機」の発電に成功。以来、無灯火農家や漁業用の風車発電機の開発、開発途上国の風車発電の普及に当たるなど、自然エネルギー活用の先駆者だそうだ。
 設置当時は、3機の風力発電でライトアップしていたらしい。今では、北電の電気を使ってライトアップされ、市街地から見えるらしい。



名寄山


 名寄市街地の西側にあり、アンテナ群が林立している山と尾根続きのこんもりとした山である。地図で見ても頂上付近まで車道が延びている。その車道を車で進んだら、休憩舎があり、駐車スペースもあった(1)
 そこに車を置いて、少しでも登山の気分を味わうために、そこから歩くことにした。そのそばの高い電波塔を見上げてスタート(2)
 わずか10分ほどで、頂上のすぐ下に到着。頂上は笹藪の中だった。薮を漕いでいくと、黄色の三角点標識が立っていたので、すぐに見つかった。二等三角点(点名・名寄山)だった(3)


 証拠写真を撮る(4)。頂上からの展望はなかったが、途中から自衛隊の敷地とその向こうにピヤシリスキー場のある九度山が見えた。この山はすでに二人とも登っている(5)

 ★あとで分かったことだが、この日進山と名寄山は、自分も著者の一人である『北海道スノーハイキング』に掲載されている山だった。偶然ではあるが、ここに登ることができたことはそれなりに意義のある山だった。その記述によると、日進山は頂上には民家があって登れないため、「風車の丘」を頂上としていると書かれていた。



三角山<パンケ越峠コース>

 Ikkoさんが、「昨日入った五味温泉の近くの道路のそばに三角山という山があった」という。道路地図で確かめたら、名寄市と下川町の境界のパンケ越峠のすぐそばにあった。
 峠まで登りつめたら、牧草地が広がり、その先に三角山と思われる高いところが見える。刈られている牧草地の端を進んでいく(1)。やがて牧草を掻き分けて進む。町の境界にはトドマツが1列に植えられている(2)

 頂上は背丈を超す濃密な笹薮の中。三角点を見つけるのは無理だろうと思った(3)。しかし、先に進んでいたIkkoさんが偶然足下に見つけた。欠けた四等三角点(点名・三角山)だった。

 下山後、Ikkoさんと別れて、下川町の万里の長城とレジェンド葛西など多くのオリンピック選手を輩出した下川シャンツェを見て、昨日に引き続き五味温泉へ。


 















「山行記目次」へ   HOME

inserted by FC2 system