鳴川岳(769.2m)
横津岳車道ルート  単独  ツボ足&アルミかんじき 07,1,23

          横津岳への車道の冬ゲートから除雪されている道を歩き、最後はかんじきでスノーモービルのトレースを辿る。

9:30 自宅発
9:55 横津岳車道冬ゲート
登山
地  点
下山
10:00
11:05
11:40
11:50
冬ゲート
ゴルフハウス
東コル
頂 上 
13:10
12:25
----
12:10
[1:50]所要時間[1:00]
GPSトラックログ
 横津岳の南側の尾根続きに位置し、鳴川の源流部にあることが由来と思われる三等三角点の山(点名・鳴川山)である(1)夏は横津岳への車道からわずか300mほどの藪こぎで登れる山である。また、冬でも、2年前に閉鎖された横津岳国際スキー場への行き帰りにその気になればいつでも登れる山であった・・・・ということで、今まで頂上に立つことはなかった。今回は、道南700m以上の山踏破の一環として、敢えて下から歩かなければならない冬に挑戦することにした。

  スキー場の閉鎖後、冬ゲートが函館新道から2.5km地点に設けられた(2)。しかし、その先も頂上の航空レーダー管理道路として除雪はされているが、一般車両は通行止めである。冬は、その車道を歩いてのアプローチしかない。東コルまでの車道の距離は約7km、標高差500mである。
 

 冬ゲートの場所は大川生活環境保全林の遊歩道の入口で、駐車スペースが設けられている。遊歩道には、スノーシューのトレースが続いているところを見ると、結構、この辺りを歩いている人は多いようだ。

  かんじきをリュックにくくりつけて、スパイク長靴で出発。例年より積雪はかなり少ない上に、最近は降雪もないので車道は路面が剥き出しのところが多い。35年間ほどもスキー場まで車で走っていた道をテクテク歩くのは妙な感じである。中央部はアスファルトの路面が出ているにもかかわらず、端の方にスノーモービルのトレースが続いている。長靴の足跡も見られる。

 1時間ほどで、ゴルフセンターハウスの前へ到着。そこから、さらに40分で、鳴川岳の東コルに到着。そこからは鳴川岳へ向かってスノーモービルのトレースが続いている(3)

 かんじきを着けて、そのトレースを辿ると南側から巻くように続き、ご丁寧に雪庇がわずかながら発達している頂上を通過している(4)わずか10分ほどであっけない到着である。

 周りの木が煩くないので、360度の展望が広がる。西側の函館平野や函館市街地の方向は雪雲が懸かっていて、函館山もぼんやりとしか見えない(5)しかし、反対側は青空が広がって、七飯岳の右奥に頂上に雲を被った駒ヶ岳、その間に烏帽子山のピークがちょこんと頭を覗突き出している(6)。さらに右側には、横津岳と閉鎖された横津岳スキー場が見える(7)

 20分ほど昼食を摂りながら休憩し、下山開始。しばらく降雪がなく、雪が締まっていて、かんじきでも15cmほどしか埋まらない。くねくね曲がっている車道へ戻るのを止めて、そのままゴルフセンターハウスを目がけてまっすぐ下る(8)登りで45分も要したところをわずか15分でゴルフセンターハウスの前へ出る。

 そこで、かんじきを脱ぎ、車道を歩き始める。地図を持たなかったので自信がなく止めたが、かんじきを着けたまま、ゴルフハウスの横からそのまままっすぐゴルフ場の尾根を下ると、末端で車道にぶつかり、かなりのショートカットになるはずである。帰宅後、地図で確かめたら、やはりそうであった。地図を持参しなかったことを悔やむ。車道を歩くより、こっちの方が絶対楽しかったはずである。(GPSトラックログの青点線参照) 次回は、ぜひ、山スキーで、このコースの往復に挑戦するつもりである。それでも、途中2ヶ所ほどツボ足のままショートカットし、ちょうど1時間で下山することができた。

 


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